佐々木俊尚が5人の若者に聞く『21世紀の生き方』第2回「ぼくたちはこうして会社を辞め、いまの生活をはじめました」 第1回はこちらをご覧ください。 佐々木: お話を聞いていると、皆さんサラリーマン経験があるわけですが、サラリーマンがいきなりいまのような働き方に変われるかどうかというのが大きな問題です。 今日のプロデュースをしている高木慎平さんは、博報堂に勤めていたわけですから年収1000万円くらいもらっていたんじゃないかと思います。それをなげうって破れたジーンズをはいてこんなところにいる(笑)。安藤さんも集英社にいらっしゃって、出版不況といえども日本を代表する大手出版社で高給をとっていたのが、いきなりそれを辞めて何をしているんだかわからない不思議な人たちの一人になっているわけです。 今度は、その状況の変化についてどうやって自分のなかで方向性を転換したかをうかがってみよう、と思います。たとえば
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