外来で「離乳食作りが大変」という親御さんの悩みを聞き、 ずっと「ベビーフードをうまく活用して下さいね」と答えてきました。 小児内科という小児科医用の雑誌にもそう書かれてあるし、 厚労省が作成した授乳・離乳の支援ガイドでもベビーフードの活用を勧められているのをいいことに、 実は他にアドバイスする術を知らなかった、というのが本音での、このアドバイスでした。 ただ、世の中には時短調理を進めるための調理器具や具材、レシピがこれだけあるのに、 離乳食作りとなると、「大変ならベビーフード」というアドバイスというのも極端すぎないかな、という気持ちは内心あり、違和感を感じていました。 だって離乳食卒業後の子の食事の相談で、「忙しいときはお総菜でもいいんじゃない?」と言っても、 相談されての第一声として、「毎日の食事にお総菜をうまく取り入れてね」なんて言いません。 まずは「ポタージュスープならどうかな?ハン