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ブックマーク / www.chem-station.com (8)

  • 「オプトジェネティクス」はいかにして開発されたか | Chem-Station (ケムステ)

    前回の記事では、脳/神経科学研究の進展に革命的な寄与を果たした技術「オプトジェネティクス」について簡単に紹介しました。 今回はこの革命的技術がいかにして開発されたか?というお話を紹介したいと思います。 異分野の交差点が新たな革命をもたらした オプトジェネティクスの決定版はスタンフォード大学のカール・ダイセロス(Karl Deisseroth)教授によって開発されました。(1971年生まれの43歳。若い!!) 彼は精神科医でもあり、「どうにも手の着けようが無い精神病を何とかしたい」という問題意識を持っていました。しかし既知の治療法にしても、ほとんどが歴史の偶然によって見つかってきたものばかり。なぜそれが発症するのかすら、科学的にも調べようがなかったのです。 一方、微生物学の世界では、「オプシン」と呼ばれる遺伝子にコードされる光感受性イオンチャネルが研究対象となっていました。微生物の環境応答挙

    charliecgo
    charliecgo 2015/01/05
    おまけ、の想像はおそらく正しくて、多くの神経科学者が生きたまま脳みそを透明にできないか夢想している。(今の透明化技術はどれも固定脳にのみ適用可)
  • 博士号とは何だったのか - 早稲田ディプロマミル事件? | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 博士号とは何だったのか - 早稲田ディプロマミル事件? 2014/7/18 一般的な話題, 化学者のつぶやき 博士課程, 早稲田大学, 研究倫理 投稿者: GEN 私は今年の3月に学位(博士号)を取得し博士になりました。早稲田大学では剽窃だらけの論文でも学位が与えられることが明らかになり(学位取消に当たらず)、呆れと怒りでやりようのない気持ちとなっています。少し衝撃的なタイトルをつけましたが、早稲田大学の調査委員会が会見を聞いた瞬間にこれを思い、強く抗議したいと思い筆をとりました。化学の楽しさを広めるための場でこのようなことを書くのは悩みましたが、私自信の学位取得の際の体験を交えながら、今回の「事件」についてつぶやいてみたいと思います。 学位審査はどのような流れで行われるか 私が学位を取得した専攻ではホームページに学位の申請要件などがまとめてあります。 ■京化■ 京都大学・理

    charliecgo
    charliecgo 2014/07/19
    医学部みたいに博士論文が形式化してしまっているものも何とかするべきかも知れぬ。
  • 論文の自己剽窃は推奨されるべき? | Chem-Station (ケムステ)

    もうコピペという言葉は広く使われるようになりましたね。STAP細胞問題で繰り返し使われ、一般にも浸透した感があります。PCの操作でコピー、ペーストするからコピペなわけですが、こういった行為はPCが普及する前からありました。 しかし、学術論文において他の論文の文章を拝借してくる剽窃は許されない行為の一つです。 STAP細胞問題ではずさんな論文の正体が次々に暴かれております。写真の使い回しや、でっち上げ、データの切りはりなどは科学の質を裏切る恥ずべき行為です。一方で科学的に正当な論文を書く際にどこかから文章をコピペしてしまう行為はどうでしょうか?内容は全く問題なく、ノーベル賞級の発見であったとしても、文章の剽窃があった場合はやはり不正な論文ということになります。 ただし、自分の書いた論文の文章を次の論文に拝借する自己剽窃についてはどうでしょうか?そんなに大きな問題になるでしょうか? 今回のポ

    charliecgo
    charliecgo 2014/04/01
    自分の研究のマテメソは同じようになるのはしかたがないと思う。
  • ネイチャー論文で絶対立体配置の”誤審” | Chem-Station (ケムステ)

    年3月、東京大学の藤田・猪熊らによる結晶化しないで構造解析できる「結晶スポンジ法」をこの化学者のつぶやきでいち早く取り上げさせていただきました(記事:ナノグラムの油状試料もなんのその!結晶に封じて分子構造を一発解析!) 微量成分の構造決定を根から変える破格のインパクトを与えるこの技術、科学最高峰誌Natureに掲載され、脚光を浴びることとなりました(Nature 2013, 495, 461. DOI:10.1038/nature11990 )。 しかし先日誠に残念ですが、1点、その手法を用いた構造決定において”誤審”が発見されたのです。一言でいえば、 「結晶スポンジ法で決めた天然物の絶対立体配置を誤った。」 ということです。彼らは既にNature誌にこの”誤審”について報告し、先日公開されました(DOI: 10.1038/nature12527)。またその内容は、刺激的なタイトルと天

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    charliecgo 2013/09/20
    こういう論文の訂正(しかも建設的なやつ)について詳しく語られることは少なく、とても興味深く読んだ。
  • 中学生の研究が米国の一流論文誌に掲載された | Chem-Station (ケムステ)

    技術立国を標榜する我が国では次世代の技術者、科学者をいかに養成していくのかが国の将来を左右します。ジュニア世代に科学技術に対して興味を持ってもらうことは非常に重要です。 アカデミアの世界でも様々な試みがなされていますがその成果として、なんと埼玉県の中学生が行った研究が米国の一流論文誌に掲載されるという快挙として結晶しました! 独立行政法人科学技術振興機構は、「未来の科学者養成講座」を公募し、大学などの研究機関がジュニア世代に科学に親しんでもらう機会を作る支援をしてきました。現在では名称が変わって「次世代科学者育成プログラム」となっています。 埼玉大学は、平成20年度に「科学者の芽育成プログラム」という事業計画で採択されており現在でもこのプログラムが継続中です。 講座の中で、「ステップ3 テーマ研究」というプログラムがあり、当時埼玉県立栄進中学校2年生だった新谷俊貴君が廣瀬卓司教授の研究室に

    charliecgo
    charliecgo 2013/09/04
    私は医学部教員だし、高校生への研究導入にも関わっているが、優秀な学生が皆医学部に行ってしまうのはやっぱりまずいと思う。
  • 化学物質でiPS細胞を作る | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 化学物質でiPS細胞を作る 2012/10/10 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 iPS細胞, ノーベル賞, 山中因子, 転写因子 コメント: 0 投稿者: Green 「山中伸弥先生、ノーベル賞おめでとうございます」 ……という気持ちを共有したく思って、急いで記事を書き上げました。 ニュースで報道されての通り、2012年のノーベル生理学・医学賞に、ジョン・ガードン氏とともに、iPS細胞の山中伸弥氏が選ばれました。日人の受賞、まずはとにかくめでたいことでしょう。 ケムステで記事にするならば(日人でもそうでなくても)ノーベル化学賞の発表よりは早くないと意味がないと思って急ピッチで作成しましたが、当然ここはケミカル(chemical; 化学物質)に焦点を当ててトピックを紹介したいと思います。 ウイルスで遺伝子操作しなくてもケミカルでiPS細胞が作成できるようになるか

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    charliecgo 2012/10/10
    いうまでもなくこれらの物質はやばいもので、ウイルスによる遺伝子導入より安全だ、とは言い切れない。
  • 未来の科学者を育てる政策~スーパーサイエンスハイスクール(SSH)~ | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 未来の科学者を育てる政策~スーパーサイエンスハイスクール(SSH)~ 2012/7/11 一般的な話題, 化学者のつぶやき 投稿者: Zeolinite 研究に関わる皆さんは、いつから"研究"を始めましたか。 多くの人が、大学や高専で研究室に配属されてからでしょう。なかには高校の化学部で研究を行っていた方もいることでしょう。高校の理数科などで、課題研究を授業で行った経験があるかもしれません。 私の場合も、早くから化学に興味を持ち、高校生の頃から研究に携わってきました。しかし、部活や理数科ではなくSSHクラスという少し変わったクラスの中で研究を体験していました。そのSSHが今回紹介する未来の科学者を育てる政策です。 SSHとは? SSHは、文部科学省が科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校を指定する制度[1]のことです。この制度は2002年度から始まり現在は150を超える高

    charliecgo
    charliecgo 2012/07/12
    私も近くの高校に教えに行ったことがある。最近院生と話していたら、そのSSHのクラスに参加していたことを知り、少なくともこの人には意味があったのだな、と感慨深かった。
  • Ph.D.化学者が今年のセンター試験(化学)を解いてみた | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき Ph.D.化学者が今年のセンター試験(化学)を解いてみた 2010/1/23 化学者のつぶやき, 日常から 投稿者: cosine 先週末に行われました、センター試験。 筆者自身コレを受験したのはもう10年以上前のことなんで、高校化学かいやはや懐かしいなぁ、なんてことを思いながらニュースを見ておりました。 ・・・ふと魔が差したのでしょう。この10年で自分の知識はどこまで違ったものになったんだろう、なーんてことを大人げなくも知りたくなってしまいました。 で、受験終了以来まったく意識の外にあったはずの、センター試験を解くという暴挙にでてしまうことに。さてさて・・・ 時間を測って実際やってみたところ、見直し含めて40分で終了(制限時間60分)。 まぁ知識も増えてるハズだし、化学量変換なんて毎日嫌というほどやってる。スピード自体上がってるのは納得。うむ。でも計算は意外と大変だった

    charliecgo
    charliecgo 2010/01/27
    私は今年の英語をやってみたのだけれど、173点だった。最初良かったと喜んだんだが、英語を使う職業でこれは良かったのだろうかと複雑な気分に…。
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