1977年に打ち上げられ、現在は太陽圏外を旅している探査機「ボイジャー1号」。地球から最も離れた位置にある人工物でもある同探査機で、なんとバックアップスラスタ(エンジン)の37年ぶりの点火に成功したとの報告が伝わっています。 すでに地球を離れて40年が経過したボイジャー1号ですが、現在も地球と通信しつつ運用されています。またその姿勢制御用にスラスタを搭載しているのですが、2014年以来思ったようなパフォーマンスが出せず、運用上の課題となっていました。 そこで、NASAのジェット推進研究所では軌道修正マヌーバ用のスラスタ(TCM)を利用することにします。TCMは1980年11月に土星に接近した時以来、つまり37年間も利用されていなかったのですが、NASAからの指示にきっちりと応え、点火したのです。NASAの技術、恐るべしですね。 ボイジャーのプロジェクトマネージャーのスーザン・ドット(Suz
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