新潟を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」の元メンバー、山口真帆さん(24)に対する暴行事件をめぐり、運営会社「AKS」(東京)が、暴行容疑で逮捕された男性ファン2人=不起訴=に3000万円の損害賠償を支払うよう求めた裁判で、男性側が山口さんとのツーショット写真を新潟地裁に提出していたことが5日、分かった。ファン向けのイベントで撮影されたものだが、男性のうち1人と山口さんとの私的なつながりを示し、暴行の意図がなかったことを立証するための物証とみられる。AKS側の代理人弁護士は「証拠として不十分だ」と主張している。 男性側が提出した準備書面や証拠などによると、写真は平成29年4月に千葉・幕張メッセで行われた「ツーショット写メ会」で撮影されたもの2枚。1枚では、山口さんは右手の指3本を右頬の前にかざし、男性は右の拳を握ってゼロを、左手で3本指を立てている。 男性は山口さんから住んでいた