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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (65)

  • 情報収集衛星、鬼怒川水害でグーグルにKO負け:日経ビジネスオンライン

    突然といっていいだろう。9月11日、内閣官房・内閣情報調査室(内調)は、情報収集衛星(IGS)で撮影した、鬼怒川の水害の情況の画像を公開した。公表された画像は2枚。デジタル処理で解像度を落としてあるが、IGSで取得した画像が公開されたのは、これが初めてである。 画像公開の背景には、内調が、現在衛星4機体制のIGSを8機体制に倍増させ、さらに衛星間通信を行うデータ中継衛星を新たに保有する意志を示していることがある。 ところが、同じ11日、グーグルは、災害関連情報を集約して表示するサイト「Googleクライシスレスポンス」で、水害地域の詳細衛星画像を公開した。米民間地球観測会社の衛星が取得した画像は、デジタル処理で劣化させたIGS画像より鮮明。かつグーグルマップの上に重ねて表示され、拡大縮小も自由自在。利用者の利便性は衛星情報センターの2枚の画像を圧倒的に上回っていた。虎の子の画像を公開するこ

    情報収集衛星、鬼怒川水害でグーグルにKO負け:日経ビジネスオンライン
  • 韓国は「帰らざる橋」を渡る:日経ビジネスオンライン

    朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が中国の抗日式典に参加した。韓国は米国陣営から中国側へと大きく踏み出した。この国は「帰らざる橋」を渡っている。 中国から盃 9月3日に北京で開かれた抗日式典――抗日戦勝70周年記念式典に朴槿恵大統領が参加しました。 鈴置:これで韓国は一気に中国側に寄りました。同盟国である米国の要請を無視し、その仮想敵の言いなりになったのです。韓国人は米中等距離外交を展開しているつもりです。しかし周りからは「中国から盃(さかずき)をもらった」と見なされました。 韓国は米国とはまだ同盟を結んでいますから、北東アジアには実に奇妙な――米中対立が深まる中、米国の同盟国が中国と行動をともにするという奇妙な構図が出現したのです。 天安門の衝撃 天安門の壇上で習近平主席が演説しました。その真下の雛段で、朴槿恵大統領はプーチン大統領と並んで演説に聞き入りました。 鈴置:そんな3ショット映像を見

    韓国は「帰らざる橋」を渡る:日経ビジネスオンライン
  • 300以上の地方都市を歩いて見てきた「栄枯盛衰」:日経ビジネスオンライン

    私は、大の「地方都市」好きです。気がつけば、地図を片手にこれまで47都道府県300以上の地方都市を訪問していました。私のライフワークでもある、「空想地図(実在しない都市の地図)」の制作の参考にもしていますが、最大の目的は、地方都市の日常に浸ること、です。 なので、地方都市に行く時には新幹線や特急を使いません。飛行機でワープすることはありますが、基的には普通列車(いわゆる鈍行、各停)か路線バスで向かいます。遠出する際の非日常の乗り物ではなく、ほとんど地元民しか使わない交通手段に乗ってこそ、地元に浸ることができるからです。 気分だけではありません。数が多いところや、途中乗客が増えるところは、日常的に人の移動が多いことが読み取れます。都市のサイズ感や、その街のコアがどこにあるのか。そういう手応えが、自分の実感として伝わってくるのです。 地方都市の地図をチェックし、ルートを確認した私が地元の乗

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  • 中国人が爆買いの日本のお菓子、中国版よりおいしいの?:日経ビジネスオンライン

    あちこちで目にされた方も多いと思う。春節(旧正月)期間中の中国人の「爆買い」は、やっぱりすごかった。私も銀座や新宿を通るたびに観光客に出くわし、その猛烈な買い物ぶりに目を見張った。 テレビを見ていたら、東京みやげの定番「東京ばな奈」を何箱も抱えた女性がレポーターに「これ、有名なんでしょ? 日のお菓子はすごくおいしいものね。親戚の分も合わせてたくさん買っちゃったわ!」と、口から泡を飛ばして話していた。私自身も先日、上海の友人から「『白い恋人』の24枚入り2箱と、『ロイズの生チョコ』1箱、それに『マルちゃん正麺』醤油味の5個入りパックを買ってきてもらえないでしょうか」と頼まれてしまい、にわか運び屋をやった。 確かに、日のお菓子はおいしい。値段も安い。なのにパッケージがすごく洗練されている。中国人が「大量に買って帰って配りたい。友だちに自慢したい」という気持ちはよく理解できる。 中国人の友人

    中国人が爆買いの日本のお菓子、中国版よりおいしいの?:日経ビジネスオンライン
  • 自分に合った映画を見ていますか? - JAGZY

    元ビクターエンタテインメント社長の澁谷敏旦氏をホストにエンタメ業界の著名人をお迎えして進めるJAGZY交友術。第10回の対談は、映画評論家の木村奈保子氏だ。「木曜洋画劇場」(テレビ東京系)の映画解説者として一世を風靡した木村氏は、今や映画音楽分野だけでなく貿易など幅広いビジネスを手掛けている。そして今、「映画を1見るということは、実は、精神科医のアドバイスを受けているのと同じなんです」と語る。映画を見ることで納得した生き方を見つけられるという、「シネマセラピー」の伝道者にもなろうとしている。 (冒頭写真=清水真帆呂) 木村 奈保子(きむら・なほこ)氏 作家、映画評論家、映像制作者、演出家 映画音楽コンサートプロデューサー、NAHOKバッグデザイナー。ヒーローインターナショナル株式会社代表取締役。神戸市生まれ、京都外国語大学英米語学科卒業後、 CBC局アナを経て、映画解説者の道に転向。日

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  • インドネシアの華人虐殺930事件:日経ビジネスオンライン

    話題の「アクト・オブ・キリング」というドキュメンタリー映画を観た。ジョシュア・オッペンハイマーという米国人監督の作品で、1965年9月30日のインドネシアの軍事クーデター(未遂)とその後に展開されるスハルト軍事独裁体制での共産主義者、華僑らへの虐殺(9月30日事件、930事件)の加害者側、つまり「虐殺者」に「自らを主人公にした映画を創らせ、そのメイキングをドキュメンタリーとして撮影する」という奇抜な手法で歴史を振り返る。 虐殺とは?正義とは?英雄とは? この奇抜な取材法が、監督すら予期せぬ化学反応のような結末を生み、虐殺とは何か、正義とは何か、英雄とは何か、国際政治とは何か、そしてジャーナリズムとは何かを深く考えさせ、エンタメ性も備えた傑作となった。アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門は惜しくも逃したが、世界各国のドキュメンタリー賞を総なめにしたこともあって、日でも映画館に立ち見が出るほ

    インドネシアの華人虐殺930事件:日経ビジネスオンライン
  • 「中華世界」復活を喜ぶ韓国の 異様な行動:日経ビジネスオンライン

    隆司(おかもと・たかし) 京都府立大学文学部准教授。1965年京都市生まれ。神戸大学大学院文学研究科修士課程修了、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。専門は近代アジア史。多言語の史料を駆使した精緻な考証で、現代の問題にもつながる新たな歴史像を解き明かす。主な著書に『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞受賞)、『世界のなかの日清韓関係史』(講談社選書メチエ、2008年)、『中国「反日」の源流』(講談社選書メチエ、2011年)、『李鴻章』(岩波新書、2011年)、『ラザフォード・オルコック』(ウェッジ選書、2012年)、『近代中国史』(ちくま新書、近刊)などがある。(撮影:佐藤久) 前回は、20世紀の100年の間、中国人と韓国人は、華夷意識という理念と、強力な

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  • PCオーディオの魅力 麻倉師匠に聞く(1) - JAGZY

    今回からスタートする連載では、真正面から、はたまた違った側面からデジタル機器の楽しみ方を追求していきたいと考えている。仕事に役立つ使い方――もその1つだが、やはりオフの時間を少しでも充実したものにしてくれるデジタルグッズの使い方を追い求めていくつもりだ。デジタル時代だからこそ、もう一度「オーディオ」を楽しみたい。そこで最初のテーマとして「PCオーディオ」を取り上げる。 JAGZY読者の方々には、1980年代までのオーディオブームを経験された方も多いことだろう。「ベストヒットUSA」(81年から89年までテレビ朝日系列で放送された音楽番組)や「Sony Music TV」(83年から94年までテレビ神奈川系列で放送された音楽番組)などをワクワクしながらチェックし、FM放送で流れるのを待つ――なんて楽しみ方をした人は多いのではないだろうか。 若かりし頃、就職を機に、あるいは他の趣味に走るなど

  • 「優秀な中間管理職」が壊れていく必然:日経ビジネスオンライン

    海外版「家族ゲーム」を見た 海外出張から戻られたばかりのお忙しいところすみません。今回は何の映画にしましょうか? 押井:何にしようかなあ。考えるヒマがなかったよ。 外国に行く飛行機の中で何か映画は見なかったんですか? 押井:行きの飛行機は酒飲んで「アベンジャーズ」見て寝ちゃったんですよ。帰りは「インモータルズ」か。これアクションはすごかったけどお話はなにもないし(笑)。あとカナダで映画を3見まして。 そんな時間あったんですか? 押井:夜は暇だったから。その中の一で、ウイリアム・フリードキンの最新作「Killer Joe」が面白かった。殺し屋ジョー。ポスターで渋いおっさんが自動拳銃構えてたから、ハードボイルドが見れるかなと思ったんだけど、全然違ってて、めちゃくちゃな家族の話だった。 台詞が英語だから細かいところはわからないんだけど、父親とその新しい彼女のおばさんと、息子が結託して、殺し屋

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  • 「プロじゃなかった…」リストラで運転手になったミドルの重い一言:日経ビジネスオンライン

    テーマは何だろう? グローバル時代の真実、雇用喪失時代の悲劇……。いずれもちょっと違う。まぁ、いい。まずは皆さんも、読み進んでみてください。 「道にまだ詳しくなくって…。すみませんが、行き方を教えていただいてもいいですかね?」 先日、仕事の帰り道で乗り込んだタクシーの運転手さんは、目的地を告げるなり、そう話し出した。 数年前から道を知らない運転手さんが、明らかに増えた。だから「またか……」としか思わなかったし、「はい。〇〇方面に向かってくだされば、近くなったら詳しく言いますね」と、いつものように私も答えたのである。 ところがその運転手さんは私がありきたりの答えをするや否や、突然、ご自身の身の上話を始めた。年齢は、恐らく40歳過ぎ。話しぶりからは、50歳にはなっていないと思われる。で、その内容が、何とも考えさせられるものだったのである。 中国語が話せて最初は重宝されていたが… 「いやぁ~、ホ

    「プロじゃなかった…」リストラで運転手になったミドルの重い一言:日経ビジネスオンライン
  • 責任を取れない人に、黙っていただくには?:日経ビジネスオンライン

    宮崎駿曰く「自分で“失敗した”とは絶対言うな」 前回に引き続き「飛べ!フェニックス」がお題です。リーダーがみんなに大きなリスクという秘密を隠し通し、結果的に生還できたというストーリーから「ウソやペテンはダメだが、勝つためには嘘にならない詭弁は弄しても構わない。最終的に勝てばみんなハッピーなんだから」というお話でした。 押井:勝負は勝つためにやるんだから、勝たなきゃ意味がないんです。だから勝つためには詭弁だって使うんです。例えば作った映画の評判が良くなかったとしても、監督は「とんでもないものを作っちゃった」とは言うかもしれないけど、「失敗した」とは絶対に言ってはいけない。これは宮さん(宮崎駿)に習ったんです。「自分で“失敗した”って言うな、口が裂けても言っちゃダメ」って。 ははぁ。 押井:「わけがわかんない作品」と言われても「わからない奴のほうがバカなんだ」って言い続けるんです。そりゃ難解な

    責任を取れない人に、黙っていただくには?:日経ビジネスオンライン
  • “都落ち”をためらうオッサンと“地元志向”の若者の意外な共通点:日経ビジネスオンライン

    「最近の若い人って、人のために働きたいとか、地元に帰って地元のために働きたいとか言うでしょ? ああいうの、何かうらやましいんですよね~。実は私も50歳になったら地元に帰りたいって思っていたんですけどね、実際にはそれができない自分がいる」 「少しのんびり暮らしたいとか、1人で暮らしている80歳になる母に親孝行しようかなと思っていたはずなのに、“都落ち”したって、思われたくなくて、東京を離れられない。今の若い人たちには、そういう感覚ってないんでしょう? うらやましいなぁ」 こう話すのは、大手広告代理店に勤める48歳の男性である。 最近、やたらとこういった、「若者バッシング」ならぬ、「若者羨望論」らしき話を、オッサン世代、特に40代から聞くことが多くなった。前に進みたい、けど一歩踏み出せない――。そんな微妙なお年頃のオッサン世代は、世の中のしがらみに一切とらわれない若者たちに“憧れる”らしいのだ

    “都落ち”をためらうオッサンと“地元志向”の若者の意外な共通点:日経ビジネスオンライン
  • 太陽光発電 19円/kWhの衝撃:日経ビジネスオンライン

    太陽光発電は高コスト」との認識は急速に過去のものとなりつつある。需要者目線に立った新しい太陽光発電ビジネスの台頭で設置コストが急激に下がっているからだ。 この傾向が定着すれば補助金は不要になる。2012年7月には再生可能エネルギーの全量固定価格買い取り制度(FIT)がスタートするが、将来的には買い取り価格の高値維持は必要なくなる。 驚きの安さ 家庭用太陽光発電の工事費を含む設置コストは、2010年の実績で1kWあたり60万円以上だった。これを金利3%、20年償却の前提で発電コストに換算すると40円/kWh以上になる。家庭用電力料金の24円と比較すると現状は非常に高くつく。 発電コストが高くなる一因は、これまで太陽光発電のビジネス形態がパネルメーカー主導の閉鎖的なシステムで、販売方法などが非効率であったことだ。コスト問題を乗り越えるには、需要側の利益を最大化する新しいビジネスモデルを構築す

    太陽光発電 19円/kWhの衝撃:日経ビジネスオンライン
  • アマゾンってもう古い!?デザイナー商品のショッピングサイトが大躍進:日経ビジネスオンライン

    「オンラインの買い物と言えば、やっぱり価格が安いアマゾンだよね」と話していたのも束の間。デザイナー商品を扱うオンラインショッピングサイトが急拡大し、また別の市場を作り出している。その流れを牽引するのが、ニューヨークを拠点とするデザインプロダクトを扱うFab.comだ。今年6月に始まった、スタートから僅か6ヶ月のこのサイトは、すでに140万人の会員を獲得し、60万点以上の商品を売り上げている。 今までもデザイナー商品を扱うサイトはあったはずだが何が違うのか?。それは「フラッシュセール」という、時間限定の特価販売のマーケティングを採用している点だ。サイトでは一日に14点の商品を発売し、どの商品も特別価格で販売される。ただし売り出し期間はそれぞれ72時間、つまり3日でおしまい。それもデザイナー商品なので一点ものや在庫の薄い商品も多く、売り切れればそれで終わりだ。期間限定でデザイナー商品が安く、し

    アマゾンってもう古い!?デザイナー商品のショッピングサイトが大躍進:日経ビジネスオンライン
  • ドコモ、来年夏にiPhone参入 次世代高速通信規格「LTE」に対応:日経ビジネスオンライン

    NTTドコモは米アップルの人気スマートフォン「iPhone」とタブレット端末「iPad」の次世代機を日国内で販売することで、アップルと基合意した。ドコモはこの合意に基づき、まず来年夏に高速通信規格「LTE」に対応したiPadを日市場に投入し、秋までにLTE対応のiPhoneを発売する見通しだ。 国内の携帯電話会社ではソフトバンクモバイルが2008年に初めてiPhoneを発売し、今年10月にはKDDI(au)も最新型「iPhone4S」の販売を始めた。ドコモの参入によって大手3社すべてがiPhoneを取り扱うことになり、携帯各社の競争の軸は端末から通信品質や料金面にシフトすることになりそうだ。 アップルの要求にドコモが応じた 複数の関係者によると、11月中旬にドコモの山田隆持社長と辻村清行副社長らが訪米し、アップル社でティム・クックCEO(最高経営責任者)らと会談。次世代iPhone

    ドコモ、来年夏にiPhone参入 次世代高速通信規格「LTE」に対応:日経ビジネスオンライン
  • 「やらせメール」と人を無能にする組織:日経ビジネスオンライン

    九州電力によるいわゆる「やらせメール」問題は、発覚以来、拡大し続けているように見える。以下、これまでに報道されたところを、時系列に沿って列挙してみる。 ・6月26日:佐賀県のケーブルテレビ局が、運転停止中の玄海原発(2号機と3号機)の再稼働について理解を求める県民向けの説明番組(←経産省主催)を放送した。 ・7月2日:日共産党の党機関紙「しんぶん赤旗」が、26日の放送で紹介された視聴者からのメールの中に、九電の関係者の働きかけによる「やらせメール」が含まれていた旨を報道。 ・7月4日:佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会において、共産党の議員が「やらせメール」問題を追及。これに対し、参考人として呼ばれた九電の中村明・原子力発電部副部長は、「(社内や関係会社に)どうこうしろと言った事実はございません」と「やらせ」疑惑を否定した。 ・7月6日:九電の社内調査で、同社幹部が再開賛成の意見を

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  • 稼働率96%で再開した旅館が、休業中にやっていたこと:日経ビジネスオンライン

    42日間の休業を余儀なくされた旅館が、4月末、客室稼働率96%という驚異的な数字で再スタートを切った。まだ新幹線が近くの白石蔵王駅まで開通していないのに、である。 宮城県白石市の鎌先温泉にある「時音の宿 湯主一條」。全国の旅館が自粛に苦しむ中、ゴールデンウィークもほぼ満室となった。なぜ、この旅館はそんな数字を叩き出しているのか。 実は休業の間に、その秘密があった。 彼らも、もちろん厳しい局面に立たされていた。施設に大きな被害はなかったが、電気の復旧に時間がかかり、ガソリン不足もあった。特に材の調達が地震後は難しかった。 先代が経営していたとき、経営危機に陥ったことがある。それを今の当主が経営を引き継ぎ、何でもやるサービスから、確実にできるサービスに絞り込み、品質を向上させた。そうして稼働率や客単価を増加に転じさせ、7年間で売上倍増を実現した。 この背景には、個人客の強い支持がある。彼らを

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  • 原子力発電の代替エネルギーは何か:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 2011年3月11日の東日大震災と、その後の福島第一原子力発電所の大事故は、直接的な主要被災地でない首都圏での大規模停電、大電力不足を発生させた。量的不足という意味では、1970年代の2回の石油危機時を上回るエネルギー危機である。 直接の被災地である東北の復旧、復興も今後の長期的大事業だが、首都圏の電力不足解消も短期的な復旧は不可能で、しかも中長期的に、これまでのエネルギー体制や論議を根底から覆すことになるだろう。 今回から3回にわたって、エネルギー源構成が今後どう変わっていきそうか、それによって国際情勢がどう変化しそうなのか、エネルギー関連業界がどう変化し、どのようなビジネスチャンスが生まれそうなのか述べたい。今回は、エネルギー源構成が、

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  • 企業の“オトナ買い”に振り回される若者の悲惨 見え隠れする「新卒一括採用をやめたくない」企業の本音:日経ビジネスオンライン

    今、自分が若者だったら、どうしたらいいか分からなくなっていたと思う。 ある時は、「個性を伸ばせ!」と言われ、ある時は、「独創的になれ!」と言われた。ある時からは、「人と競ってはいけない!」と諭され、「空気を読め」としかられた。 そして、今度は「とんがれ!」、「組織になじまなくていい」、のだそうだ。 ご存じの方も多いと思うが、先日、富士通が一芸採用枠を3倍に増やすことが報じられた。メディア各社が報道した内容をまとめると以下の通りだ。 富士通は2012年春入社の新卒者採用で、幅広い人材を確保するために一芸に秀でた学生を特別枠で迎え入れる。スポーツや社会貢献、勉強、起業などで実績を上げた学生を昨年の3倍の約30人採用する予定。昨年は応募した約380人のうち12人が内定し、「ともすればおとなしい人材が多くなる傾向がある中、いわゆるとんがった人材を採ることができ、組織に良い刺激になった」(広報)と評

    企業の“オトナ買い”に振り回される若者の悲惨 見え隠れする「新卒一括採用をやめたくない」企業の本音:日経ビジネスオンライン
  • “群れる”40代上司がもたらす負の連鎖 不公平感を募らす下の世代への伝染を防げ:日経ビジネスオンライン

    「うちの会社って、何をやっているんだか分からない上司がやたらと多いんです」 またもや耳の痛い話を聞いた。何かと評判の良くない40代のバブル世代のことかと思いきや、その上の50代の上司も含まれるという。 そのため、全体に占める「何をしているのか分からない上司」の割合が半端じゃないらしい。野球に例えれば、1人のピッチャーに対してピッチングコーチが10人はいる感じ、なのだそうだ。 つまり、頭でっかちのいびつな年齢構成になっている組織では、「何をやっているのか分からない上司」が、“個”ではなく“層”で存在するわけだ。 ある程度の年齢に達した人に、いつまでも現場ばかりをやらせるわけにはいかない。そのためには管理職にするしかない。ところが、フラット化や人員削減に伴うポストの廃止で、昇進したところで直属の部下は存在しない。 こんな「何のための管理職」だか分からない上司が増殖するやんごとなき状況がどこの会

    “群れる”40代上司がもたらす負の連鎖 不公平感を募らす下の世代への伝染を防げ:日経ビジネスオンライン