このコラムと同じく月曜日更新の「木村岳史の極言暴論!」。日経コンピュータ元編集長の木村 岳史さんが、ITベンダーに毎回とても厳しい話を書いています。SIビジネスをやってきた立場からすると、「確かに」と認めざるを得ない指摘も多いのですが、その一方で木村さんにお叱りを受けるようなダメなITベンダーばかりでもないとも思っています。 そうならないためにはすべきことがあります。私は「顧客RM」を通じて顧客とゴールを共有することがITビジネスの現場で大事なことだと考えています。RMとはリレーションマネージメントの略で、IT業界では営業の場面でよく使われる言葉です。証券会社では同じ行動を「外交する」とよく言います。要するに顧客に直接会いに行くことです。 証券ビジネスとITでは仕事の仕組みが違いますので、私たちのRMと証券会社の外交はちょっと違っています。けれども共通するのは顧客のキーマンに直接お会いし