イ ンターネットにある大きなサイト(例えば、Google, Yahoo, Mixiなど)は莫大な収入があり、そしてその創業者は億万長者です。しかし、ウィキペディアは違います。たしかにウィキペディアはGoogleや Twitterのように言わずと知れた有名なサイトですが、寄付だけで運営されていて一切の収入がありません。ウィキは人間の知恵がひとつの場所に集めら れている場所です。ジミー・ウェールズとラリー・サンガーによって2001年に起ち上げられ、インターネットでの情報収集に革命を起こしました。 ジ ミー・ウェールズは金融業界で先物取り引きを行っていました。その当時、Amazon、Yahoo!、Netscapeなどが大きな注目を集めていた時期でもありました。1996年のNet Escapeの新規株式公開に触発されて、ジミーは金融業から足を洗いインターネット起業家になろうと決心します。ジミーはす
クーリエ・ジャポン(8月号)に、ワシントンポストのこんな記事(Wikipedia goes to class)が紹介されていた。 昨秋から、一部の大学で学生に意外な課題が与えられるようになった。「米国の公共政策についてウィキペディアで記事を執筆せよ」というものだ。これは、ウィキペディアを運営するウィキメディア財団が主導するプロジェクトの一環で、一般ユーザーの関心が低くて中身の薄い記事について、大学と手を結んで充実させようという試みだ。 これまでのウィキペディアと学術界は相性が悪かった。学生の論文を採点する教授たちにとって、ウィキペディアは信頼性の低いカンニングペーパーにほかならなかったからだ。 バージニア工科大学のマット・ダル教授は、毎学期の授業で、「ウィキペディアを参照して論文を書くのは問題だ」と学生に釘を刺すのが恒例だった。だがいまでは、ウィキペディアに対する考え方が変わり、学生が自分
(CNN) 米連邦捜査局(FBI)がインターネットのユーザー生成コンテンツによる百科事典サイト「ウィキペディア」に対し、サイトに掲載されたFBIの紋章を削除しなければ法的措置も辞さないと通告した。ウィキペディア側は削除要求に従わず、応戦する構えを見せている。 FBIの紋章は、ウィキペディア内のFBIを解説したページに掲載されている。同サイトは非営利で運営され、内容は一般ユーザーが編集している。 FBIは7月22日付の書簡でウィキペディアに対し、「ウィキペディアがFBIの紋章を利用することは許可していない」としたうえで「高解像度の画像が使われていることは問題であり、故意あるいは不作為の複製を助長するおそれがある」と述べ、公式な「記章」を許可なく複製することを禁じた法律を引き合いに、サイトから削除するよう求めた。 これに対してウィキペディアは、運営機関の法務担当の名でFBIに反論書を送付、「法
By Herkko Hietanen Dr Herkko Hietanen, the contributor of this article, wrote his PhD thesis on Creative Commons licensing. He is a researcher at the Helsinki Institute for Information Technology, a visiting scientist at MIT and a research fellow at Berkman Center for Internet and Society at Harvard. He is also a partner of Turre Legal, a firm specialized in advising clients who use and develop op
はてなダイアリーどころか twitter も更新しないでいたところ、あやつは生きているのかというようなことをのたまう方もいたらしいのですが、ええ御心配をお掛けいたしました、まあ何とか生きております。 明日から東京です。実は8月にもいちど上京して、そのときはゴーギャンと1/1ガンダムを見にいったのですが、リーフェンシュタールの『意志の勝利』をやっていたと後で知り、残念でございました。ゴーギャンはボストンで見たかったのですが、閉館間際だったため、部屋に近づくことさえ出来ず敗退し、3年振りの歯医者復活戦でございました。敗者。そうそう歯医者にもいかなきゃなのですが、いつものように泥縄でございまして、発表前なので予約を一回飛ばしました。次が怖い。 そう、発表をするのであります。以下、主催者にさっき送ったばかりの概要。なんという泥縄、しかしないよりはまし (better than nothing) と
前の記事 ビッグバンは創世ではない:Neil Turok氏に聞く超弦理論的宇宙論 「パソコンの計算機」を実物で再現:Mac版とWindows版 次の記事 「実名の記述」でWikipediaを提訴:有罪判決を受けた殺人犯 2009年11月12日 David Kravets 『Wikipedia』が、有罪判決を受けた殺人犯から訴えられた。ドイツのエルディング出身のWolfgang Werle氏が、ドイツのプライバシー保護法に基づき、1990年に自身が犯した殺害事件に関する記事の記述削除を求めているのだ。 Werle氏の弁護団は、バイエルン人の俳優Walter Sedlmayr氏に関するWikipediaの記事から、Werle氏の名前を削除するよう求める文書(PDF形式)を送った。 弁護団は、ドイツの裁判所が下した判決を引き合いに出し、「Sedlmayr氏の死に関して書かれた出版物には、当方の依
Wikipediaを運営するWikimedia財団は、comScore社と共同で実施した、世界のインターネット利用者数などに関する調査結果を公表しています。サイト別のユニークユーザー数では、トップがGoogleのサイトの8億7900万人で、Wikimedia財団のサイトは3億2500万人で第5位となっています。また、Wikimedia財団のサイトの訪問者の一人当たりのアクセス時間も国別で公表されており、日本が17分でトップとなっています。 Wikimedia and comScore partner to improve understanding of the reach and impact of free knowledge on the Web(2009/11/3付けWikimedia財団のプレスリリース) http://wikimediafoundation.org/wiki/P
空路で気分が悪くなったり、ロンドンで荷物を失ったり、ブエノスアイレスについたときは結構ヘロヘロでしたが、気を取り直して、Wikimania2009に参加しました。 このWikimania2009というのはいわゆるacademic conferenceではなくて、Wikipediaに関わる様々な人々、すなわちWikipediaの運営者、ユーザコミュニティ の中の人たち、ソフトウエア開発者たちが集まる会議ということです。私はこの 手の会議にははじめて参加しました。とはいえば、会議の雰囲気は普通academic conferenceと大差はありません。 会議の構成もだいたい同じで、Plenary talkが3件、4-5の並列セッションがるという構成です。ただし、セッションの各発表はTEC、CON,COMという印がついていて、それぞれ技術的発表、コンテンツに関する発表、コミュニティに関する発表と仕
Wikimedia財団が新しい取り組みの提案や新たなボランティアシップの募集をしている。wikipediaのタイトルバナーに各国語に翻訳されたそれが表示されているそれはおそらく世界で最も多く読まれているボランティア募集の広告だろう。WHOやWWFなんて目じゃない。ここではその広告効果を分析することもできるのだが、そういう無粋なことはここではやめて、何か提案をしてみようと思う。もし気に入った人がいて、殊勝にも翻訳してくれるならば、出典さえ明記してくれれば自由にしてくれてかまわない。(wikipediaの流儀にしたがうならば、"無保証"だからだ。)提案:辞書からアーカイブ、そして、ポストプロダクションジャーナルへ僕が提案したいことは、wikipediaを辞書を作る運動から、知をアーカイブし編纂する社会プラットフォームへと展開させることだ。すでに、wikipediaは辞書として精度はさておくとし
July, 2014 - Update[edit] After 5 years, 5 really long years, Wikimedia Foundation and its Italian Chapter Wikimedia Italia both won before the Courts and Mr. Angelucci's claims have been rejected. You can find the news with better details on WMF's blog here and on Wikimedia Italia's wiki here (in Italian). This is only a first judicial step and actually the case is not yet concluded; but it is al
現地時間で2007年1月15日、Wikipedia(ウィキペディア)は6周年を迎えました。 が、このWikipediaの前に「Nupedia」(ヌーペディア)というのがあったことはあまり知られていません。Nupediaが開始されたのは2000年3月。今のWikipediaと違い、専門家(基本的に博士号を取得していることが条件)によるフリーな百科事典を目指したものだったのですが、ほとんど記事が投稿されず、2003年9月に停止しています。2000年3月から2003年9月までに掲載された記事はわずか24本。というのも、専門家による査読制度が非常に厳しく、7段階もの過程を要したため。そういう一切を省いたWikipediaの方がいかに優れた仕組みだったのかがよくわかります。 しかし、本当は「Wikipedia」というのはどのような経緯で今のような形になっていったのでしょうか?そして、Wikipedi
ウィキメディアブログに2009年7月16日、「パブリックドメインを守り、文化遺産を共有すること」と題された記事が投稿されました。著者はウィキメディア財団の副事務長、Moeller氏です。氏は、英国の国立肖像画美術館(National Portrait Gallary:NPG)から、ウィキメディアコモンズにパブリックドメインの絵画をアップロードする件に関し、「脅迫状」が届いたと書いています。NPGは、同館が所有しているパブリックドメインにある絵画の画像が、ウィキメディアコモンズにアップロードされたことに対し、異議を唱えているということです。NPGは、パブリックドメインの絵画の複製物に対する著作権を主張しています。Moeller氏は、パブリックドメインの文化資源をウェブ上で共有することの重要性を主張し、また、これまでウィキメディアコモンズと協力してきた各国の文化機関の事例を出すなどして、NPG
The Wikimedia Foundation and the Collaborative Creativity Group at UNU-MERIT [a joint research and training centre of United Nations University (UNU) and Maastricht University] are pleased to announce a collaboration to conduct the first-ever, comprehensive Wikipedia survey. Wikipedia is the 9th most visited website in the world, receiving up to 65,000 hits per second. UNU-MERIT has pioneered the
Wikipedia創設者ジミー・ウェールズ氏が立ち上げた検索エンジンWikia Searchが3月31日(米国)に終了する。 Wikia Searchはウェールズ氏の企業Wikiaが開発した検索エンジン。オープンソースの検索プロトコルに基づき、基本的な検索機能のほか、プロフィール作成や写真の共有、プライバシー設定の管理などのSNS機能を備えていた。 ウェールズ氏は終了の理由として、「フリーソフトが検索分野に本格進出する機会はあると信じているが、Wikia Searchは期待したほどには成功しなかった」と説明している。今のような不況でなければ、Wikia Searchに資金を投じ続けただろうとも述べている。 同氏は、Q&AサイトのWikianswersなどほかのWikiaプロジェクトは伸びており、今後はそちらに力を入れるとしている。
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