【AFP=時事】18世紀初めに作られたフルートを基にリメークされた2本のフルート──2001年に手作業で作られたものと、2019年に3Dプリンターで「複製」されたプラスチック製のもの。大きく異なる方法で作られた2本だが、それぞれで同じ曲を演奏すると、音だけを聞いた審査員はその違いが分からなかったという。 【写真】3Dプリンター版フルートを演奏 この実験を行ったのは、仏パリにある音楽博物館(Museum of Music)。2500年前にハゲワシの骨で作られたフルートも保管してある同館で、音楽家のミナ・チャン(Mina Jang)さんが演奏に臨んだ。同館ではこのほど、古楽器の保存について見直すため、3Dプリンター技術を用いた実験を始めた。 3Dプリンターの強みは、作製時間と費用にある。作業場で1か月かかるものは24時間で、数千ユーロ(数十万円)かかっていたものは数百ユーロ(数万円)で仕上げる
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