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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (12)

  • プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ

    ウクライナのニュースを見ていると、何が起きているのか、どこに向かっているのか、よくわからない。情報には事欠かないが、その多くはソーシャルメディアのアカウントからで、そのすべてが信用できるわけではないし、またその性質から全体像を把握することはできない。デジタル時代といえども「戦争の霧」が晴れることはない。 しかし、いくつかの予備的な結論を出すには十分な情報がある。 ロシア軍は優勢であったにもかかわらず、戦術的な奇襲と圧倒的な数の可能性という利点があった開戦初日には、予想されたほどの進展はなかった。最初の攻撃は広く期待されていたようなエネルギーと推進力には欠けていた。ウクライナ人は気迫に満ちた抵抗を見せ、侵略者に犠牲を強いた。しかし今日の情勢はさらに暗くなる可能性があり、将来はもっと厳しく辛い日々になるだろう。しかし「プーチンは勝ち目のない戦争を始めたのだろうか」と問うのはもっともなことである

    プーチンは失敗した?フリードマン論文 | 地政学を英国で学んだ
    chintaro3
    chintaro3 2022/02/27
    ロシア産の小麦の輸出が止まると、途上国が食料不足で大変なことになる。その面倒をみる覚悟かNATO側にあるのかが次に問われる
  • 新型コロナウイルスとの戦いは「戦争」である | 地政学を英国で学んだ

    さて、実に久々の更新となりますが、昨晩の番組でも触れた「新型コロナウイルス案件は戦争である」という話について、やや説明が足りなかったかもしれないので、その補足を簡潔に書いておこうと思います。

    新型コロナウイルスとの戦いは「戦争」である | 地政学を英国で学んだ
    chintaro3
    chintaro3 2020/02/28
  • 中国の軍事面での台頭を見逃すな | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から雨の、実に梅雨らしい一日であります。 さて、昨日の放送でも触れたハル・ブランズの長文記事の要約です。 アメリカ側の対中戦略観としては、これは一つの有力な見方の一つといっても良いでしょう。 === 中国のマスタープラン:世界の軍事的脅威 BY ハル・ブランズ 18-6/12 最近発表したコラムの中で、私は長年アメリカの対中政策を支えてきた土台となる「前提」――つまり二国間の経済的な統合は純粋に良いものだ、という考え――が、ここ最近の出来事によっていかに役立たないものになってきているのかについて書いた。 ところが、中国の台頭が古い考えに再考を迫っているのは、この分野だけではない。私は米中関係とアメリカの国益について巨大な示唆を持つ、もう一つ別の分野の問題について掘り下げてみたい。それは、さらにグローバル志向をもった、中国の軍事面での台頭だ。 長年にわたり、ほとんどの専門家

    中国の軍事面での台頭を見逃すな | 地政学を英国で学んだ
    chintaro3
    chintaro3 2018/06/21
    いざ原油や食料が不足する事態になったときの中国国内の混乱は想像するだけでも恐ろしい。その恐怖心が中国政府を動かしてるんだろうと思う。13.8億人を食わすのは大変だ。
  • なぜ北朝鮮に文句を言わないのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は曇っておりまして、かなり涼しくなってます。 さて、久々にコメントを。 つい先日の話ですが、夏休みがもう終わろうという8月29日の早朝に、北朝鮮が津軽海峡上空を越えて弾道ミサイルを発射しました。 これによって全国瞬時警報システム(Jアラート)というシステムが作動し、主に東北を中心に携帯電話などから警告が鳴り響いたり、鉄道各社が運行を見合わせるなど、一時的に日各地で混乱が発生しました。 もちろんこのニュースを聞いて 「またミサイル発射実験か」 と感じたかたもいらっしゃるとは思いますが、今回が前回までと違ったのは、北朝鮮が予告なしに実験を行い、しかもJアラートが実際に鳴らされたという点です。 とりわけこのJアラートの作動は、それを聞いたほとんどの国民に対して「警戒すべきだ」という心理的なインパクトを与えたように思えます。 幸か不幸か、私の住んでいる地域ではJアラートは発動しなか

    なぜ北朝鮮に文句を言わないのか | 地政学を英国で学んだ
    chintaro3
    chintaro3 2017/09/02
    どう考えても北朝鮮のトップは頭おかしいでしょ。精神疾患のある人は無罪なんで、そこを怒ってもしょうがないんだよ。
  • 国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇っておりましたがギリギリ降らなかったですね。 さて、先週の放送(https://youtu.be/cF5g8VLIjDQ)でも触れた「国境」の話題について、保守派のビクター・デイビス=ハンソンの意見記事を要約したものを。 === なぜ国境は重要で「ボーダレスワールド」は幻想なのか by ビクター・デイビス=ハンソン 「国境」がここまでニュースの話題として取り上げられるのは史上初めてではないか。 中東から欧州に殺到するイスラム系難民やテロリズムの台頭のおかげで、欧州内の移動自由の権利を認める、いわゆる「シェンゲン協定体制」に対して反発が巻き起こっている。 欧州の人々は人種差別主義者ではないが、中東からの移民の受け入れについては、それが合法的に入国して、しかも欧州の価値観や態度を共有を約束することができる人々(この点については不寛容であるとして何十年も前に破棄しているが

    国境を廃止してはならない | 地政学を英国で学んだ
    chintaro3
    chintaro3 2016/10/15
  • トルコのクーデターはなぜ失敗したのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はどんよりとした曇り空です。まだ梅雨は明けないのでしょうか。 さて、今回のトルコでのクーデター未遂事件に関して、デビュー作で『クーデター入門』を書いているブログでも同じみのルトワックが、さっそくフォーリン・ポリシー誌に興味深い記事を掲載しておりましたので、その要訳を。 === トルコのクーデターはなぜ失敗したのか by エドワード・ルトワック 「軍事クーデター成功のためのルール」の第2条は、実行に参加しない機動部隊(これには当然だが戦闘機の飛行大隊なども含む)は、動員不可能の状態にしておくか、介入してくるには遠すぎる場所に置いておくべきである、というものだ(サウジアラビアの陸軍の部隊が首都から遥か離れた場所に配置されているのは、まさにそのような理由からだ)。 ところが今回のトルコのクーデター計画者たちは、実行に参加しない(戦車、ヘリ、そして戦闘機)部隊を活動不能にしておくこ

    トルコのクーデターはなぜ失敗したのか | 地政学を英国で学んだ
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    chintaro3 2016/07/18
    「「民主制度」の名の元にエルドアン大統領の支持をすぐに表明したことだ。ところがエルドアン自身はトルコの壊れやすそうな民主制度を破壊するためにあらゆることを行っている張本人」
  • 私はシャルリー・エブドではない | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部はよく晴れております。 今夜の生放送(http://live.nicovideo.jp/gate/lv205842882)でもとりあげるトピックとして、NYタイムズ紙の保守派、ディヴィッド・ブルックスが、今回の一連のフランスのテロ事件についてかなりまともなことを書いておりましたので、その記事の要約を。 この記事の内容については今夜とりあげます。 ==== 私はシャルリー・エブドではない by ディヴィッド・ブルックス ●シャルリー・エブド誌のジャーナリストたちは言論の自由の「殉教者」として祝福されるべき存在であることは間違いない。だが、この事実だけは言っておくべきだ。 ●もし彼らが過去20年間においてあのような風刺的な新聞をアメリカの大学のキャンパスで出版しようとしたら、即刻出版禁止であろう。学生や教官たちも、彼らをヘイトスピーチだとして非難するはずだ。大学は彼らの予算をカッ

    私はシャルリー・エブドではない | 地政学を英国で学んだ
  • ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ

    今日の目黒は朝から小雨が降っております。 さて、久しぶりに記事の要約を。オバマ政権の使っている言葉についての議論です。 === 「悪」というラベルづけの問題:ISISを「ガン」と呼んでしまうことのモラル・ハザード By マイケル・ボイル ●ISISによるアメリカのジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏の「首切り処刑」は、世界中からこの反乱グループとその恐ろしい手段に対する非難を巻き起こしているが、これは当然であろう。 ●ところがこれは同時に、911の連続テロの直後のパニック状態の中でアルカイダを示す際に使われた道徳判断を含んだ言葉を復活させることにもつながった。 ●ブッシュ前大統領が「テロとの戦争」を「悪を行う者」たちに対するキャンペーンであると表現したことは有名だが、奇妙なことに、オバマ大統領もISISのことを、中東に広がる「21世紀に存在してはいけないガン細胞」であると表現している。

    ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ
    chintaro3
    chintaro3 2014/08/27
  • シリコンバレーでは「ハードウエア」の開発が熱い | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は相変わらず朝から暑いですが、多少雲が出てきてくれたおかげでここ数日よりも過ごしやすい気が。 さて、ちょっと前のものですが、またテクノロジー関係について興味深い記事がありましたので、その要約を。 内容は「シリコンバレーでハードウエア開発がブームになっている」ということでして、これは「ものづくり」が大事な日にとっては気になるところかと。 「軍事における革命」(RMA)に関するでトフラー夫は、第一次湾岸戦争(イラク戦争)を「完全に3次産業だけで行われた戦争ではなく、2次産業との組み合わせだった」と指摘しておりますが、このようなテクノロジー界における「2.5次産業化」の例を実際に実感させてくれるような良い記事です。 === シリコンバレーの「ハードウエア・ルネッサンス」 by ニック・ビルトン&ジョン・マーコフ ●近年のシリコンバレーは「シリコン」を忘れているようだった。それ

    シリコンバレーでは「ハードウエア」の開発が熱い | 地政学を英国で学んだ
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    chintaro3 2012/09/16
    「今日のシリコンバレーにおけるハードウェア関連のベンチャー企業で最も成功しているものは元アップル社員ばかりであり」
  • 「行列で待つこと」についての心理学 | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は相変わらず昼間が真夏日です。洗濯物には最高かと。 さて、久しぶりに記事の要約です。今回は心理学に関するものですが、これはビジネスなどにかなり応用が効くものかと。 たとえば以下に出てくる鏡の例などは、ビジネスマンや経営者向けのセミナーなどではよく使われる例ですね。私も自分の新刊に似たような例を書きました。 これも「手先」や「技術」による絶対的な数値の改善ではなく、あくまでも人間の心理をうまく使ったシステム的な「抽象度の高い解決法」ということでヒントになるものです。 === なぜ「行列で待つ」のは拷問なのか by アレックス・ストーン ●数年前のことだが、ヒューストン空港の幹部が、利用者からの多くのクレームに直面して困ったことがある。 ●それは、「飛行機からの荷物を受け取るテーブルのところでやたらと待たされる」という利用客からの不満だった。 ●これに対応するために、この幹部たち

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    chintaro3 2012/09/11
  • なぜ国家は失敗する? | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は昼過ぎから曇ってきました。陽気は完全に春ですが。 さて、また興味深い(の書評)がありましたのでその要約を以下に。 このなんですが、アメリカでは相当話題になってますね。ウォルツ的にいえば完全に「セカンド・イメージ」(国家/組織)による原因の説明でして、まあリベラル派の説明によるスタンダードなものです。 面白いのはその説明に豊富な歴史の例を使っていることと、政治と経済のつながりをかなり密接に分析しているところでしょうか。 この調子だと、おそらく日でも近いうちに翻訳されて発売されそうです。 ==== なぜ国家は失敗する? Byトーマス・フリードマン ●今読んでいるがとても面白い。『なぜ国家は失敗するのか』というだ。 ●これを読めば読むほどアメリカがアフガニスタンでいかにアホなことをしているか、そしてアメリカはいかに対外援助戦略を抜的に見直さなければならないかがよくわか

    なぜ国家は失敗する? | 地政学を英国で学んだ
    chintaro3
    chintaro3 2012/04/13
    「国家が発展している時というのはその国の制度が国民一人一人の潜在力を解き放ってイノヴェーションや投資、開発に向かうようにしている」 さて、今の日本は。
  • アメリカのシーパワーの「臨界点」 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はよく晴れておりまして、気温もかなり上昇。都内より暑い感じが。 さて、過去二回の地政学ネタに引き続き、GW終盤の今日もシーパワー関連のネタを。 いつものようにポイントフォームで行きます。 ====== The Tipping Point April 30, 2010 
by Seth Cropsey (ハドソン研究所上級研究員) ●今年の三月に国営の「海軍分析研究所」( the Center for Naval Analysis)が発表した報告書に「ティッピング・ポイントの海軍:岐路に立つ海洋支配」(衝撃的な告発をすると、私はこのシンクタンクにパートタイムで参加している)というものがあったが、これはこのタイトルがすべてを物語っている。 ●この海軍のシンクタンクでは、「どの時点でアメリカ海軍のグローバルな支配状態が消滅するのか」という問題が問われていた。 ●米海軍への要求は過去十年

    アメリカのシーパワーの「臨界点」 | 地政学を英国で学んだ
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    chintaro3 2010/05/08
    中国やインドが本気で軍隊持ち始めたら、変わるだろうなぁ。
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