進学・進級シーズンのこの時期、10代の投稿で多くなるのが「ぼっち」だ。以前ご紹介したとおり、特に10代の若者たちは自分が1人ぼっちになることを忌み嫌う。かわいそうな存在と思われないために、トイレで隠れて食事をする通称「ランチメイト症候群」(便所飯)になったり、1人でお昼ごはんが食べられず登校拒否になったりする人もいる。 彼らにとって、1人ぼっちは誰にも見られたくない恥ずかしいことだ。だからこそ、誰かに指摘される前に、自分で「#ぼっち」「#ぼっち飯」などのハッシュタグを付けてSNSに公開する。「人に言われる前に自分で言ったらギリギリセーフ」という話を女子大学生に聞いたことがある。投稿することでネタとして昇華され、周囲に受け入れられるようになるというわけだ。 以前から高校生や大学生から、「入学式は黒歴史だった」「ぼっちは辛すぎる」という情報を得ていた。試しにTwitterで「入学式」を検索する