音楽の演奏などをオンラインで配信する人が、リアルタイムで視聴する人たちからアプリを通じてお金を受け取る「投げ銭(せん)」と呼ばれるサービスは利用者が増え、市場規模は500億円に達するとみられています。 ことしに入って、全国の消費生活センターには100件以上使いすぎなどの相談が寄せられ、中には高校生が700万円を使ったケースもあることがわかりました。 「投げ銭」は、音楽やゲーム、飲食業界などさまざまな分野で活動する「ライバー」と呼ばれる人が、パフォーマンスをライブ配信し、スマートフォンなどで視聴する人が、チップのような形でお金を払うサービスです。 アプリを通じて投げ銭を行うとライブ配信の画面にアニメーションが表示され、サービスの運営会社とライバーが収益を分け合う仕組みになっています。 投げ銭は、新型コロナウイルスの影響で外出の機会が減る中、ライバー、ユーザーともに急速に増え、投げ銭の金額を競