VR能「攻殻機動隊」は、士郎正宗のマンガ「攻殻機動隊」を原作に、最先端技術を駆使して立ち上げる新作能。舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」を手がけた奥秀太郎が演出、テレビアニメ「攻殻機動隊」シリーズを手がけた藤咲淳一が脚本を担当し、3D技術を明治大学教授の福地健太郎が、VR技術を東京大学教授の稲見昌彦が務める。出演者には、昨年11月に奥、福地と共に「3D能 エクストリーム」を上演した観世流能楽師の坂口貴信、川口晃平、谷本健吾らが名を連ねた。 プレ上演舞台挨拶では、主人公・草薙素子の面をつけた川口が、映像を背にパフォーマンスを披露。上演後、川口は「客席から観られないので何が起こっているかさっぱりわからない状況だったのですが、能はイマジネーションを働かせながら観るもの。なので、特殊効果を使うことによってそれらが共有できることは斬新だと感じています。全貌はまだわからないです