金融庁による顧客本位推進路線 金融庁による金融機関に向けてのフィデューシャリーデューティ、つまり顧客本位という考えに基づいた指導が明確になってきています。私たち投資ブロガーに対する説明会を始め、平等でわかりやすい仕組みづくりを目指している様子が伝わってきます。 端的に言うと、十分な知識のない消費者に金融機関が高コスト商品を売り、手数料をせしめるという構図をストップさせようという考えに基づくものです。 その高コスト商品とは、付加価値によってコストが見えにくくなっている保険商品や、信託報酬が3%もあるような投資信託だったり、元本を削りながら分配金を出す毎月分配金型の投資信託だったりしたわけです。 いわば、騙すほうよりも騙されるほうが悪いという論理が展開されていたわけです。そのため、日本においてはすっかり 投資=危険 という価値観が広がっており、そのことが超低金利にもかかわらず定期預金が依然とし