検出器を使って放射性セシウムの量などを調べる担当者たち=福井市の県原子力環境監視センターで7月26日、安藤大介撮影 各地で飼育された牛肉から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されている。えさの稲わらに高濃度のセシウムが含まれていたことが原因だ。牛肉が問題なら、豚肉や鶏肉、卵、牛乳は大丈夫なのだろうか。消費者が悩む問題をQ&Aでまとめた。【小島正美、小川節子】 Q 牛の全頭検査が多くの自治体で始まっています。そもそも食品に関する放射性物質の検査体制はどうなっているのですか? ◇野菜、水産物など14都県で検査実施 A 厚生労働省や原子力災害対策本部によると、現在、福島、宮城、群馬をはじめ14都県で自治体によるモニタリング検査が実施されており、対象は野菜、水産物、乳製品、肉類など広範囲に及びます。放射性物質が規制値を超えたら、出荷制限措置が取られ、市場に出回