★(3) 第1回「放射線の正しい知識を普及する研究会」(SAMRAI、有馬朗人大会会長)が24日、衆院議員会館内で開催された。同会は、「放射線の正しい知識を普及する会」(渡部昇一会長)と、超党派の「放射線の影響を科学的に検証する議員連盟」(平沼赳夫会長)の共催で、国会議員や専門家を含む約300人が参加した。 海外からは、「正しい放射線情報のための科学者の会」(SARI)の主要メンバーで、英オックスフォード大学のウェード・アリソン名誉教授らが来日し、講演した。 日本政府は事故後、福島第1原発20キロ圏に避難指示を出し、現在はやや放射線量が高い場所を「避難指示区域」としている。区域の設定では「年間被曝(ひばく)線量が20ミリシーベルト」という値が基準となっている。 物理学の権威であるアリソン教授は、著書『放射能と理性-なぜ「100ミリシーベルト」なのか』(徳間書店)などで、日本で放射線の影響が