元日の1日、都内ではお年寄りなど少なくとも10人が餅をのどにつまらせて病院に運ばれ、東京消防庁が注意を呼びかけています。 東京消防庁によりますと、1日午前10時半ごろ、東京・北区で71歳の女性が自宅で雑煮を食べた際、のどに餅をつまらせ一時、心肺停止の状態となって病院に運ばれました。 また、午前11時半頃には足立区でも73歳の男性が自宅で餅をのどにつまらせて意識を失い、病院に運ばれたということです。 その後も都内では餅をのどにつまらせて病院に運ばれる人が相次ぎ、東京消防庁によりますと、1日午後3時までに合わせて10人が病院で手当てを受け、このうち9人が65歳以上の高齢者だということです。 東京消防庁は、餅は小さく切ってよくかんで食べ、もし、のどに詰まらせた場合は、意識があるかどうかを周りの人が確かめたうえで、反応があれば、あごを支えてうつむかせ、背中を強くたたいてはき出させるなどの対応をとる