コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brâncuşi, 1876年2月19日 - 1957年3月16日)は、ルーマニア出身の20世紀を代表する独創的な彫刻家である。20世紀の抽象彫刻に決定的な影響を与え、ミニマル・アートの先駆的作品も残した。 生涯[編集] 1876年2月19日、ルーマニア南西部のオルテニア地方(ワラキア地方の西半分)のゴルジュ県のホビツァに生まれる。 1894年から1898年まで、ワラキア地方のクラヨヴァの美術工芸学校で美術を学ぶ。 1898年から1901年までブカレストの国立美術学校で美術を学んだ後、しばらくは故郷で大工仕事などに従事。 1904年、パリ美術学校に入学し彫刻を学ぶ。この頃はオーギュスト・ロダンの影響を受けていた。 1907年、ロダンの工房で働く。ロダンに憧れてはいたものの「大樹の陰では何も育たない」と言ってわずか2ヶ月で去る。抽象化への