http://anond.hatelabo.jp/20151217094907 しかし増田は諦めず、それから、サイフォン、ドリップ、パーコレータ、エスプレッソ…試せる限りのものを試してみた。 あらゆる豆の組合せも試してみた。 水までも、変えてみた。 しかし、どうしても「あのときの味」を再現することは不可能だった。 コーヒーに入れ込みすぎた増田は、気がついたら仕事も家族も失ってしまった。 幸い援助してくれる人がいたので、仕方なく増田は、今自分にできる唯一のことすなわち「コーヒーを淹れること」を武器に、喫茶店を開くことにした。 増田は自分が試したコーヒーのうち、一番マシだと思うものを。毎日客に出すようになった。 そうしたらある日、店にやって来た客のうちの一人が、心の中でこう考えた… とにかく、最近喫茶店で飲んだコーヒーが美味しくて感動。 家でも再現出来たらと思うけど
![冷たいことを言うようだが、増田が再びそのコーヒーの味を口にすることは不可能だ。](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)