今日の横浜北部はまたしてもよく晴れましたが、風が出て昨日に比べてかなり冷えました。 さて、お約束していたロシアの地政学についての興味深い論文の要約です。 記事そのものは去年の夏のフォーリン・ポリシー誌に掲載されたものですが、それ自体も一冊の本の中のハイライトみたいですね。 === ロシアの「明白な天命」の意外な起源 BY チャールズ・クローバー メガネをかけてやや冷淡に見えるエドワード朝時代の学者ハルフォード・マッキンダー卿が、自らの研究が冷戦後のロシアで使われていることを知ったら極めて不快であろう。 マッキンダーは1904年に王立地理協会で発表した「歴史の地理的回転軸」というタイトルの講義を行ったことで最も知られている人物であるが、ここで彼は、ドイツではなくロシアが英国にとっての最大の敵であると論じたのだ。 これによって彼は「地政学」として知られるようになった華やかな理論を提唱したのであ