ロシアとの戦闘で供与されたレオパルト2戦車を使い始めたウクライナ軍ですが、さっそく実戦に即した改造車体が現地で登場しています。原型とどこを変えたのか、そしてその必要性について見てみます。 旧ソ連系戦車より乗員の生存率高いぞ! 2022年2月以降、ロシア軍と激しい戦闘を続けるウクライナ軍ですが、今年(2023年)6月以降、反転攻勢を開始しています。そういった中、ウクライナ軍の新たな戦力として最前線に投入されるようになったのがドイツ製戦車「レオパルト2」。ただ、よくみて見ると、さっそく現地改造が施されている模様です。 改造の内容はどのようなものなのか、筆者(白石 光:戦史研究家)なりに推察してみました。 拡大画像 ウクライナ陸軍のレオパルト2A4戦車。砲塔前面に、後付けの鉄製フレームとゴムマットを取り付けているのがわかる(画像:ウクライナ軍参謀本部)。 そもそも「レオパルド2」は世界屈指の高性