ユニホームなどの競技ウエア姿を性的な視点で撮影した「盗撮被害」が社会問題になっている。2021年の東京オリンピックでは、ドイツの女子体操選手が抗議の意味も込め、足首まで隠れるウエアで競技会場に現れた。一方で、撮影を「許可制」とし管理することで、ファン層の拡大を図る新たな動きもみられる。 <主な内容> ・レンズは「200ミリ以下」条件 ・「不適切な目的」でのネット掲載禁止 ・「100%安心」とはなりにくい? ・選手とファン、双方が喜べる形とは 「やっぱり写真に収めたい」 4月中旬、群馬・高崎アリーナで開かれた体操の全日本個人総合選手権では、客席で本格的なカメラを構えて演技を追うファンの姿があった。それに気付いて手を振ったり、ポーズを取ったりして応じる選手の姿も見られた。 近年は競技場内での写真、動画撮影に対して、さまざまな制約が設けられるケースが多い中、選手とファン双方がファインダー越しに「