今月上旬、新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)により大きな打撃を受けている世界最大の映画館チェーンAMCがアマゾンへの身売り交渉をしているとの情報が報じられると、AMC株は30%上昇した。 現時点で49億ドル(約5300億円)の負債を抱えるAMCの経営状態は以前から疑問視されており、破綻も時間の問題だとするアナリストもいた。つまりアマゾンは、AMCに救いの手を差し伸べるホワイトナイトとしての立ち位置を得ている。アマゾンは2017年6月、ホールフーズを137億ドル(約1兆4800億円)で買収しており、AMCの時価総額が5億ドル(約540億円)に満たないことも臆測の要因となっている。 今のところ全ては臆測に過ぎないが、アマゾンが世界最大の映画館チェーンを買収するメリットは何なのだろうか? 第一に、アマゾンは既にプライム・ビデオを通じて多くのコンテンツを製作しており、それを上映す
![アマゾンが映画館事業に進出? AMC買収のメリットとは | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6bcbcd240b4db37943ac9fafda73c72ca6e0f337/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F34745%2Fimages%2Fmain_image_347456537b9372f1fc43dc863687267204e4a.jpg)