同病院は前橋市が廃車にした2004年式の救急車を譲り受けて使っているが、山道などで馬力が足りず、シートもガムテープで補修しているという。これまで新潟県中越地震(04年)や東日本大震災(11年)などで災害派遣医療チーム(DMAT)が活動し、県内のスポーツイベントの救急対応にも医師らを派遣しているが、車には行政の助成を得にくく、CFに踏み切った。 寄付は救急処置室の改修費にも充て、同時に受け入れられる救急車を2台から3台に増やす。救急車の受け入れは20年に1893件、21年に2102件、22年に2395件と増加傾向にあり、細内康男院長は「24時間断らない医療を実現したい」と話した。【田所柳子】
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