若い女性ファンが支える昨今のプロレスブーム。だが、プロレス業界で働く女性はまだ少ない。36年の歴史を持つ老舗メディア「週刊プロレス」には昨年、14年振りに新人の女性記者が入り話題になった。岡崎実央さんがその人だ。 若手の女性記者は希少で、試合会場に行けばレスラーからも珍しがられる。自らの人生選択に、家族や友人のみならず、自分自身も驚いている。なぜプロレスにはまり、記者になったのか。その経緯を岡崎さんにつづってもらった。 (トップ写真:仕事場の一つ「後楽園ホール」で働く岡崎実央さん) >>特集の一覧ページはこちら プロレスとは無縁の日々が一変! どっぷりの生活に プロレスにははっきり言って人生を狂わされた。将来設計にこんな予定はなかったのだが、もう遅い。わたしは“美大出身・新卒・女性・週刊プロレス記者(卵)”になったのだ。 今年で25歳。まだ四半世紀しか生きていないが、人生は本当に何があるか