暴力団の警戒活動のために派遣されていた福岡県内の警察署で、休憩中に同僚警察官に拳銃を向けたとして、大阪府警は12日、生野署直轄警察隊の男性巡査部長(33)を銃刀法違反容疑で書類送検し、停職1か月の懲戒処分にした。 巡査部長は同日付で依願退職した。 府警監察室の発表では、巡査部長は昨年12月13日夜、福岡県警八幡西署(北九州市)の食堂で、隣席にいた生野署の男性巡査(26)のこめかみに銃口を向け、同21日夜には脇腹に突き付けた疑い。いずれも夕食前の休憩時間だった。 巡査が同署の上司に報告して発覚。食堂には巡査以外に福岡県警の警察官らもおり、「(巡査の)リアクションで場を和ませようと思った。軽い気持ちだったが一線を越えてしまった」と話している。