脱税事件で有罪判決が確定した日本大学の田中英壽前理事長の後任の理事長の選考を進めてきた大学の選考委員会が、日大の卒業生で作家の林真理子氏を次の理事長候補としていることが関係者への取材でわかりました。 日本大学では田中英壽前理事長(75)がことし3月、脱税の罪で有罪判決を受け確定する異例の事態となっています。 日本大学は後任の理事長候補を選ぶため外部の大学関係者など6人による「理事長選考委員会」を設置し、候補の選考を進めてきました。 その結果、日本大学芸術学部出身で作家の林真理子氏が候補者となっていることが関係者への取材でわかりました。 林氏は68歳、山梨市出身でこれまで直木賞を受賞するなど数々の人気作品を発表してきました。 日本大学は3日の理事会で後任の理事長を決定し、来月1日に正式に任命する方針です。 理事長の任期は4年で、次の理事長は大きく損なわれた大学の信頼をどのように取り戻すか手腕