「お客様は神様」ではない。企業は従業員を守るために理不尽なクレーマーに毅然とした対応をとるようになった。警察とて例外ではない。福岡県警は11日、市民から嫌がらせに近い不当な行為を受けるケースを想定して、全国で初めて警告を含む独自の「カスタマーハラスメント対策」を設けたと発表した。 これまでに福岡県警の警察官や職員が経験してきた「カスハラ」には次のようなものがあるという。 ・飲酒状態で警察署に居座り続ける ・トラブルに対応した警察官に「ぶっ殺すぞ」などと暴言を吐く ・電話対応に「無能、ばか、あほ、警察署に火をつける」などと発言 ・「いつも警察に協力しているから見逃せ」と特別扱いを要求する ・「お前では話にならない署長を呼べ」と要求する ・電話対応で「通話内容をネットにさらす」と発言し対応した警察官を威圧する アンケートに答えた警部以下の約8割が「カスハラ」の対応に苦慮し、そのうち4割は眠れな