ホンダが、ロングセラー二輪車「スーパーカブ」の生産を中国から熊本製作所(熊本県大津町)に戻すことが26日、分かった。コスト削減のため2012年から生産を中国に移していたが、当時と比べて為替が円安に推移していることを受け国内回帰を決断。ブランドイメージの向上を図る狙いもあるとみられる。 国内排ガス規制の強化に対応し、約5年ぶりに全面改良した新型車を11月10日に売り出すのを機に熊本で生産する。排気量50ccの「スーパーカブ50」は23万円程度、110ccの「スーパーカブ110」が27万円程度となり、いずれも約4万円の値上げとなる見込みだ。 排ガス規制強化を受け、二輪車メーカーは販売台数が少ない車種を中心に品ぞろえを縮小している。ホンダも50ccのミニバイク「モンキー」の生産を8月末で終了した。ただ、スーパーカブは生産規模が大きいことから、新たな規制に適応したモデルの開発費用を回収できると判断
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