ヴァージン航空２社が存亡の危機とブランソン氏、政府支援訴え英・豪政府はブランソン氏の企業救済に乗り気でない。同氏が莫大（ばくだい）な個人資産を抱えていることや西インド諸島に長年住んでいるためで、この住所移転は税逃れ目的だと見なされている。ブランソン氏の書簡によると、グループ企業は拠点を置き、操業する国でそれぞれ納税し、35カ国で７万人余りを雇用している。 ヴァージンアトランティックは数週間前に数億ポンドの支援を申請したが、英政府はまだ決定を下していない。事情に詳しい関係者によると、政府は同社に対して民間セクターから資金を調達する取り組みの詳細を提出するよう求めており、採算性と生き残りに向けた能力、英経済への貢献度を評価するためモルガン・スタンレーを起用した。 モルガン・スタンレーはコメントを控えた。 ヴァージン・オーストラリアの見通しは厳しそうだ。 オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー紙によると、豪政府は20日、同社に金融支援を付与すること
