米国でも人気のコンブチャ。酢酸菌が重要な役割を果たしている (大泉工場提供)この記事の写真をすべて見る 酒好きには朗報だ。お酢や「コンブチャ」の製造に欠かせない酢酸菌。そのアルコール分解作用は、二日酔い防止に役立つことがわかってきた。 東京・西麻布にある「大泉工場 NISHIAZABU」。無農薬のオーガニック飲料などをそろえる店の看板は、コンブチャだ。フルーティーな酸味とさわやかな微炭酸を感じる発酵ドリンクは、ここではワイングラスで提供され、女性らに好まれている。 「米国では市場がどんどん広がり、いまはブームを過ぎて定着しています。種類も100以上あります。スパークリングワインのようにフルーティーで飲みやすいものです」と広報担当の林健志さん。あくまでノンアルコール飲料だが、いまや米国は800億円規模の市場になっている。 そもそもコンブチャとは、1970年代に日本でブームとなった「紅茶キノコ