遺族はコレクションに関心がないことが多い 自分のお墓のことよりも、生涯をかけて集めたモノたちの行き先のほうが気になる……。自他共に蒐集家と認める人たちにとっては、まさに終活といえる切実な問題だ。 コレクターが亡くなったあと、遺族がコレクションを公的な施設に寄贈することもあるというが、それはすでに価値が定まっているジャンルにだけ許されること。趣味系やアニメ・漫画グッズ、B級コレクションなどは価値が定まらないので、行き先がないのだ。 「ご家族はコレクターが集めているモノに関心がないことも多い。なので、コレクターが亡くなると遺族の方がそのまま廃棄してしまったり、適当に選んだ骨董店やリサイクルショップなどに売ってしまうんです。単身者がコレクションに埋もれるように亡くなっていて、特殊清掃業者がすべて処分したという話も聞きます」 そう話すのは、趣味系の雑誌企画などを手掛け、多くのコレクターを取材してき
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