JR九州が来年3月のダイヤ改正で蓄電池の電力で走る車両「DENCHA(デンチャ)」の導入路線を広げ、福岡県の香椎線に入れることが12日、分かった。蓄電池電車はディーゼル車両と比べて二酸化炭素(CO2)の排出量を削減できる優れた環境性能と、静かな走行音が特長だ。JR九州は14日に発表する。 現在運行のディーゼル車両キハ47とキハ40の計23両を置き換え、ダイヤ改正日から全てデンチャで運用する。 リチウムイオン電池を搭載し、電化区間の架線などからパンタグラフを通じて充電して非電化区間を走る。香椎線は全線が非電化のため、香椎駅(福岡市)に充電用の設備を置く。