自動車部品大手の米Aptiv(旧Delphi)と現代自動車が設立した自動運転の合弁会社「Motional」が、ついにフードデリバリー市場に進出する。今週から、カリフォルニア州サンタモニカで、Motionalの自動運転システムを搭載した現代のEV車両「IONIQ 5」が、ウーバー・イーツのデリバリーのテストを開始する。 ウーバー・イーツが自動運転を活用したデリバリーを行うのは、これが初めてだ。ウーバーの内部にはかつて、2020年にオーロラに売却された自動運転部門のATG(Advanced Technology Group)が存在したが、この部門の技術がデリバリーに使用されることは無かったのだ。 自動運転分野では、Argo AIやウェイモ、GMのクルーズを含む競合のほとんどがデリバリーに進出しており、Motionalがこの分野に進出するのは自然な流れだ。デリバリーは、乗客の輸送よりも経済性が高