公益財団法人「福岡県暴力追放運動推進センター」(福岡市)は23日、職員のパソコンが一時乗っ取られ、センターに相談を寄せた人や関係者ら延べ約3500人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。相談者の氏名や住所、電話番号などが引き出された恐れがあるという。 その後、男からウイルス除去名目で金の支払いの要求があった。センターは、詐欺未遂容疑で福岡県警博多署に22日付で被害届を提出。福岡県警が捜査している。 センターによると、20日午後0時半ごろ、職員のパソコンに「ウインドウズセキュリティサービス」からの案内文が表示された。文中の番号に電話し、指示通り操作すると、パソコンが遠隔操作に切り替わった。センターの担当者は「心配をおかけした関係者の皆さまに深くおわびする」と話した。