目的 Python公式ドキュメントを参考にasyncioライブラリのイベントループを理解する。 環境 python 3.7.4 注意 import asyncioを忘れずに。本稿のサンプルコードでは省略しています。 イベントループメソッド イベントループの取得 asyncio.get_event_loop() カレントイベントループを取得。カレントスレッドにカレントイベントループがなければ自動的にイベントループを作り,それをカレントイベントループに設定する。一度設定し,再度作っても同じカレントイベントループになる。 loop = asyncio.get_event_loop() loop_2 = asyncio.get_event_loop() print(loop is loop_2) # True
コルーチンの基本的なアイディアを正確さより雰囲気重視で解説してみました。 一応コルーチンやイベントループによる非同期処理に関しては概念はPythonに限った話ではないのでNode.jsなどでも同じ理解でいいはず。。。 下記のサンプルを全部動かすにはPython 3.6以降を使ってください。(ローカルにない場合はdocker run --rm -it python:3.7とかでもOK) コルーチンとは サブルーチンの上位(?)概念です。 サブルーチン(いわゆる関数)はエントリポイントが一つで、一度呼び出したら値が返されるまで一気に動きます。 これに対しコルーチンはエントリポイントが複数箇所あるため、一度呼び出されても中断でき、その場所からまた再開できるというものです。 async/awaitとネイティブコルーチン Python 3.5でasync/await構文とともに導入されたネイティブコ
はじめに 非同期処理を走らせるためにasyncioというモジュールがある。ここでは、その2重平行化の方法について述べる。2重平行化とは、複数個のタスクを平行処理しようとした時に、各タスク内の処理を展開して平行に処理したい場合である。例えば、5個のメインタスクがあり、各メインタスクは3個のサブタスクを持ち、計15個のサブタスクを処理したい場合を考える。この場合に、15個のサブタスクを完全に平行化したい、というのが今回の趣旨である。スクレイピングなんかで便利だと思う。初めて使ったけど、これで合ってるかな??? 通常の平行処理 メインタスクを4つ用意し、各タスクは5, 3, 12, 2秒ずつスリープすることとする。コードは以下となる。当然、12秒したら結果が返ってくる。 import asyncio async def sleep(s): for _ in range(s): await asy
はじめに 非同期処理のことから知らない人向けにPythonくらいしかろくに知らない人間が書きました。せっかくキーワードが文法に組み込まれたんだから理解したいじゃんか! asyncioモジュールを使うための基本的な概念が理解できるようになってるはず、多分。 環境としては Python3.5 以上を想定しています。つまり、await や async キーワードを使っていきます。 それから、関数やメソッドの仮引数は全く書いてません。必要最低限は文中で説明していますが、より完全に知りたい人は適宜ドキュメントの参照をお願いします。 主役はループちゃん asyncioの主役はイベントループです。イベントループは頼まれた仕事を順番にどんどん処理していくデキるクールガイです。 本質的に、私たちはイベントループに仕事を関数オブジェクトの形で与えていくだけです。asyncioモジュールの大部分は、私たちが仕事
山本泰宇です。こんにちは。 運用本部では最近 Python3 への移行を進めています。そちらの話は別途ご紹介する予定ですが、今回は Python3.4 で追加された asyncio モジュールの使いかた(というか落し穴)を解説します。先に結論を書いておくと、Python3.5 の改良を待つのが吉という話です。 サンプルとして複数の SSH を一斉に呼び出してうまいこと処理してくれる passh を GitHub で公開しています。実際に社内で利用しているものをデチューンして使いやすくまとめたものです。 本題の asyncio ですが、Python3 で非同期 I/O 処理を実現するために追加されたイベント駆動処理のフレームワークです。最初に書いておきますが、以下で言及する難ありな点のいくつかは Python3.5 で改良される予定のようです。[PEP-0492, PEP 492 vs. P
Coroutines and Tasks¶ This section outlines high-level asyncio APIs to work with coroutines and Tasks. Coroutines¶ Source code: Lib/asyncio/coroutines.py Coroutines declared with the async/await syntax is the preferred way of writing asyncio applications. For example, the following snippet of code prints “hello”, waits 1 second, and then prints “world”: >>> import asyncio >>> async def main(): ...
大変おまたせしました。 数年前からずっと書く書くと詐欺してきた asycnio の記事です。 日本語のasyncio関連のブログエントリは大体読んだ気がします。(英語の記事も少し) リファレンスが多いので、ページ末に参考URLをリンクしてあります。詳しくはそちらも参照ください。 infoasyncio はいろいろな概念が同居しており、学習コストが高めです。「なんとなく」とは書きましたが、割と詳細に書いているので概要だけ知りたいという方は 「概要」セクションだけ読んでブラウザバックしたほうがいいかもしれません。タイトル詐欺ですね。読み進める上でジェネレータの概念が必要ですので、わからないという方は先にこちらからどうぞ。 [Python] 部屋とYシャツとイテレータとジェネレータと私 (何だこのクソみたいなタイトル)なお、この記事では Python 3.7 を使います。 3.7以上でしか使えな
先日 JJUG CCC 2017 FALL に参加してきました。 イベントの中で 田所 駿佑 さんによるセッションでプログラミング言語の勉強のためのお題として HTTP サーバーを書こうといった発表がありました。 新しいプログラミング言語の学び方 HTTPサーバーを作って学ぶ Java, Scala, Clojure https://github.com/todokr/simple-http-server おおたに さんと一緒にセッションを聞いてセッションが終わってから HTTP サーバーを書きたくなりましたよね? と問われ、そのときはセッションを聞いてテンションも上がっていたのもあり「あー、そうですね。。。」と相槌をうっていました。 その後、イベントが終わって新宿駅へ歩いていった帰り際にも 帰ったら HTTP サーバーを書くんですよね? と念を押されました。たぶん帰るまでに3
Pythonのasyncio、またasync/awaitについてはあまり実践的な例が出回っていなかったため、収集した情報をもとに用例ベースの逆引きリファレンスを作ってみました。 ただ、この辺はほんとに情報がなくて何が真実なのか謎に包まれている点があるので、情報をお持ちの方はぜひご連絡をいただければと思います。 今回紹介する例は、以下のgistにまとめてあります。実装時の参考にしていただければと思います。 icoxfog417/asyncio_examples.py はじめに Pythonにはthreading、multiprocessing、asyncioとどれも並列処理に使えそうなパッケージが3つあります。これらの違いをまず押さえておきます。 これらのパッケージの違いは、そのまま「マルチスレッド」、「マルチプロセス」、「ノンブロッキング」の違いに相当します。まず、マルチスレッドとマルチプ
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