基盤チームのスミッコメンバとして、プロセスの起動/停止スクリプトまわりの調査タスクがふってきた。とあるサーバプロセスについて、OSを起動した際には自動で起動されるのだが、OSを停止した際に、うまくサービスが停止してくれなかったのだ(OSはRHEL)。ちょっとずつ切り分け、対象を絞っていって、最終的にはロックファイルの生成に行き着いた。この調査の途中で、テスト用のサービス(内容は空)を登録しようとしたのだが、存外はまったのでメモしておく。 やりたいことは「新しい(空の)サービス“ashi(あし)”を登録し、OSの起動/停止の際に、自動で起動/停止するようにする」だけ。 こんなの楽々でしょ、と。まずは、/etc/init.d(これは /etc/rc.d/init.d のへシンボリックリンクになっている)以下に、次のスクリプト ashi を保存する(もちろん実行権限を付与して)。この /etc/
こんにちは。斎藤です。 手元でちょちょいと作ったプログラムや、 init スクリプトの無いOSSを daemon として動作させ続けたい事、ありませんか?そんなときに便利なのが Upstart です。daemontoolsの代わりとしても使えます。 今回は設定方法を中心に、解説していきます。 ※CentOS 6.3 (x86_64) で検証しています はじめに Upstart とは何か UpstartのWikiによると、"/sbin/init"デーモン(例えばSysVinit)を置き換えるものであり、イベントベースでタスクやサービスを起動・停止できるようにしたものである、と述べられています。また、特徴として、SysVinitと比べ「設定が簡単」「起動が早くなる」などが挙げられています。 Upstart のメリット 3つのメリットがあると、私は考えています。 起動・終了制御が容易 仮にABE
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