スマートフォンカメラを使い「ささげ(撮影・採寸・原稿作成)」を効率化する動きが広がっている。大量のデータを学習した人工知能(AI)の登場で、高額な3Dスキャナーがなくてもスマホ画像で高い精度を実現。インターネット通販(EC)の返品率を減らすだけでなく、店舗の接客レベルを向上させるなどの効果が期待できる。 三越伊勢丹の「Hi TAILOR」は、百貨店品質のオーダーシャツを自宅から注文できるようにすることで、20~30代のビジネスパーソンの需要掘り起こしを狙う。来春にはシャツだけでなくスーツの販売も始める予定だ 三越伊勢丹が10月末に始めた、紳士服の採寸から注文までをネットで完結させるサービス「Hi TAILOR(ハイ・テーラー)」。利用者は身長と体重を入力し、スマホカメラで撮影した正面と側面の2枚の写真を登録するだけ。あとはAIが胸囲や裾回り、ゆき丈などのサイズを自動ではじき出す。 売れ筋を