人事制度にまつわるトレンドの1つとして、「ジョブ型雇用」についての議論を挙げることができるでしょう。 コロナ禍における在宅勤務/テレワークの広がりや定着もトレンドの背景の1つとなり、これを踏まえたジョブ型雇用制度の導入に向けて様々な検討の動きが広がっています。 マスコミ、ネットニュース、SNS上でも多く取り上げられていますが、「ジョブ型雇用はコロナ禍におけるスタンダードになるだろう」という意見もあれば、「ジョブ型雇用によって日本企業のサラリーマンはより厳しい競争を強いられる」と、比較的デメリットを強く押し出した意見がある等、賛否両論です。 本記事ではそもそもジョブ型雇用とは何かを改めて整理したうえで、ジョブ型雇用の議論に日本企業がどのように向き合うべきかについて、実際の導入事例も踏まえながら解説します。 目次 ージョブ型雇用とは ージョブ型雇用を人事業務に当てはめて考える ー現在の日本企業