乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症の東京都の患者報告数が、過去最多となったことが7日、分かった。例年よりも1カ月ほど早く流行が本格化しており、都は「報告数は非常に高いレベルで推移しており、注意が必要」と指摘。手洗いなどの予防策の徹底に加え、集団生活ではおもちゃやタオルの共用を避けるよう呼び掛けている。【新井哉】 都がまとめた8月28日から9月3日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、前週比27%増の3.18人を記録。調査を開始した2003年以降で最も多かった昨年のピーク(2.79人)を上回った。 保健所管内別の患者報告数は、荒...