「反面教師」という言葉がある。これは悪い手本として教えることができるという意味であることは周知のとおりだが、もとは中国から輸入された言葉で、故事成語よりもっと新しい、毛沢東が演説の中で組織論を説いたことから来ている。 これは、組織に害悪を与える構成員が、よほどひどくてやむを得ないという場合ではないなら、それを追放するよりも、重要な地位に就けずに閑職として、みんなが気を付けるべきだと思う見本に置いたほうが有益だという意味だ。 この言葉を日本で実践している企業があるけれど、日本共産党も見習うべきであった。そういうことが現実にある。 例えば、前に共産党所属の板橋区議会議員が同党の会派内で一部の不満から離脱し、勝手な活動を始めたため除籍処分となった件である。 この松崎いたる議員は、同区の元職員(私人なので伏名)を口汚く罵り名誉毀損などで裁判に訴えられていた。この元職員はしばしば右翼的な発言をしたこ