(左から)『「空間」から読み解く世界史馬・航海・資本・電子』宮崎正勝/新潮選書、『銃・病原菌・鉄 一万三○○○年にわたる人類史の謎(上下)』ジャレド・ダイアモンド/草思社、『炭素文明論「元素の王者」が歴史を動かす』佐藤健太郎/新潮選書 『「空間」から読み解く世界史馬・航海・資本・電子』宮崎正勝/新潮選書 キーワードとなる空間から世界史を考える。まずは陸を制したもの、次に航海術の発達で海を制したものが世界を制し、18世紀末には資本を、そして現在はサイバー空間を制したものが実権を握っている、という分析は、事実の羅列ではない歴史や人類の進化を、奥行きをもって示す。 『銃・病原菌・鉄 一万三○○○年にわたる人類史の謎(上下)』ジャレド・ダイアモンド/草思社 なぜ西洋人が世界史上、ほかの人種を抑えて優位に立つことになったのか。ヨーロッパ人が他民族と接触した際武器となった、表題のキーワードをもとに解明