レスリングの男子選手が服用した胃腸薬に本来含まれていない禁止物質が混入しドーピング違反となり、その後、過失がなかったとして処分が解除された問題で、この選手が製薬会社に対し慰謝料など6000万円余りの賠償を求める訴えを裁判所に起こしました。男子選手は、「問題が重大なことだと認識してほしい」と話しています。 その後、試合前に医師から処方された胃腸薬に薬の製造過程で微量の禁止物質が混入していたことがわかり、阪部選手に過失はなかったとして処分が解除されました。 都内で記者会見した阪部選手は、大阪に本社のある沢井製薬などに対し慰謝料など合わせて6000万円余りの賠償を求め、24日までに東京地方裁判所に提訴したことを明らかにしました。 この中で阪部選手は「ドーピング違反は一生経歴として残る。使用が可能な薬から禁止成分が出てしまっては、自分を守ることができない。オリンピックの選考レースにはぎりぎり間に合
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