記事:明石書店 『統治不能社会――権威主義的ネオリベラル主義の系譜学』(明石書店) 書籍情報はこちら 「ネオリベ的」なるものの多義性 わたしたちは日々「新自由主義」という言葉の多義性に忙殺されている。たとえば大学・学校関係者を例にしよう。最近の「10兆円大学ファンド」に代表されるように、大学運営を市場の価値観へと同調させるよう強く迫る、市場の至上主義とも言うべき潮流に押される一方で、旧共産圏出身者から思わず郷愁の言葉が漏れ聞こえるほどの数値化、計画化とその報告作成に日々圧されてもいる。この計画経済的運営を「実質化」すべく学長および理事会に強権を与え、やりようによっては終身学長制をも可能にする独裁的なシステムが文科省のお墨付きのもと、当たり前のように導入されて久しい。市場主義と独裁、そして計画主義の奇怪なキメラである。しかし、このキメラの各部分をそれぞれネオリベ的と形容すれば矛盾を来すのも、
すべての権力を市場の統治下に取り戻せ! フーコー、マルクス、ハイエクから対労組マニュアル、企業CM、経営理論まで、ネオリベラリズムの権力関係とその卑しい侵食の歴史を鮮やかに描き出し、現代の社会構造と市場の問題をえぐり出す名著、待望の刊行。 【書評情報・関連記事】 ○解き明かされるネオリベラル主義のミッシング・リンク!――『統治不能社会』(じんぶん堂) 序章 第Ⅰ部 言うことを聞かない労働者たち 第1章 労働者の不服従 第2章 人的資源 第3章 治安の悪化 第4章 組合との戦い 第Ⅱ部 マネジメント革命 第5章 神学的危機 第6章 倫理的マネジメント主義 第7章 マネージャを規律訓練する 第8章 カタラルシー 第Ⅲ部 自由企業への攻撃 第9章 私的統治の拠点 第10章 観念の闘争 第11章 どう反応するか? 第12章 企業は存在しない 第13章 警察的な会社理論 第Ⅳ部 異議申立者たちの世界
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く