15日、産経新聞大阪文化部SANKEIEXPRESS担当の岡田敏一氏によるコラム『岡田敏一のエンタメよもやま話』にて、欧州諸国の文化政策に関する話題が取り上げられた。大阪市の財政健全化に伴う文化行政の見直しと比較し、『橋下維新よりヒドい!財政危機、文化が次々と死ぬ欧州』と題して欧州諸国の文化予算削減の状況をニューヨークタイムズ紙を引用して綴っている。 この記事によると、イタリアでは、世界的に有名なオペラハウス・スカラ座(イタリア・ミラノ)が政府の補助金カットのせいで900万ドル(7億3000万円)の資金難に直面。オランダでは、芸術活動に対する今年の補助金を昨年より25%(約2億6500万ドル=約217億円)も削減した上に、映画・スポーツイベント・動物園・サーカスを除く文化イベントの入場税を6%から一気に25%にまで増税したという。さらにポルトガルでは、文化行政をつかさどる文化庁そのものが廃