兪 彭燕 1989年、上海生まれ日本に根を下ろしてはや20年。音楽とサッカーが好き。バイブルはスラムダンクと寺山修二の「書を捨てよ、町へ出よう」 撮影:和久井幸一 踊り念仏(おどりねんぶつ) 街や道で、大人数で「念仏を唱えて踊る」というもの。 安倍晴明が大活躍していた平安時代に、僧の空也が始めたとされる。 そして、2015年の12月、念仏は唱えないが(唱えても良いけど)街のなかで、みんなそれぞれが異物(イブツ)になる、現代の「踊り念仏」が本牧アートプロジェクトにて開催された。 筆者自身も、かなり変わったこの企画に参加。寒い風が吹く本牧の街なかで、異物になるため、くつを脱いで、メイン通り脇におかれたベンチに10分以上立ち続け、通行人から「なにベンチの上で立っているの、この娘は」と、ジロジロ見られました。 でも「イブツ」は私だけじゃないからハードルも低いもの。街のなかでオドリ出す「イブツ」のカ
静岡市の田辺信宏市長は22日の定例記者会見で、2013年12月に富士山頂付近で起きた滑落事故で市消防ヘリコプターによる救助中に負傷者の男性=当時(55)=が落下した問題を受け、事故後に消防ヘリの運用基準として救助活動の高度上限を3200メートルに設定したと明らかにした。 市によると、男性は救助中につり下げ器具が外れ、地上約3メートルの高さから落下。翌日に収容され、死亡が確認された。 市消防ヘリは県防災ヘリが点検中だったため、応援協定に基づき県からの要請を受けて出動した。救助活動は高度3469メートルで行われた。市内で最も標高が高いのは南アルプス間ノ岳(3190メートル)で、田辺市長は「未知の領域での活動だった」と説明した。 市消防局は市域外では訓練ができないため、間ノ岳以上の高度での活動は二次被害発生のリスクが高いと判断し、2014年11月に高度上限を設定。県には既に3200メートル
詩人最果(さいはて)タヒさん(29)の『死んでしまう系のぼくらに』(リトルモア)が、詩集としては異例の売れ行きを見せている。昨年は現代詩花椿賞も受賞。ストレートでわかりやすい言葉を使い、同世代の女性が「バイブル的」に支持。難解になりがちな現代詩のなかで、自己表現ではなく読まれることを意識した詩で異彩を放っている。 『死んでしまう系』は2014年9月に3千部で刊行し、現在4刷1万3千部。3千部でも十分多い詩集の世界では大ヒットといえる。 「私達のこのセンチメンタルな痛みが、疼(うず)きが、/どうかただの性欲だなんて呼ばれませんように。」(文庫の詩)、「不幸であれば許される気がした」(マッチの詩)、「女の子の気持ちを代弁する音楽だなんて全部、死んでほしい。」(香水の詩)、といった言葉が並ぶ。 まず読者ありき、が最果さんの… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
美術・デザインを学びたい高校生のみなさんに、大学の教育研究について広く知っていただくための活動に取り組んでいます。 武蔵野美術大学は、大学と高等学校のお互いのカリキュラムが有機的に繋がり、スムーズな学習の連携を実現することが、次代を担う学生のキャリアを向上させるために必要であると考えています。そこで、美術・デザインを学びたい高校生のみなさんに、大学の教育指針や取組み等について広く知っていただくための活動に取り組んでいます。 2015年10月30日(金)愛媛県済美高等学校にて 講師:内田あぐり(本学日本画学科教授) 授業は済美高等学校美術コースのキャリア教育の一環として行われ、高校の美術科教員とテーマを考え、指導も一緒に行いました。画家として私が常日頃制作している人体ドローイングを、“表現の根底を問う”というテーマで131名の美術科生徒全員へ指導をしました。 済美高等学校は競技ダンス部が活発
働くアイドル「P.IDL」の「チームI●」と東映アニメーションのコラボにより制作されているオリジナルアニメーション映画『file(N): project PQ』。その劇中のキャラクターの3DCGモデルによるダンスアニメーションPVが公開されている。 監督は『プリキュアオールスターズDX 3Dシアター』の宮原直樹。キャラクター原案は黒星紅白。キャラクターデザイン・総作画監督は浦上貴之。「ダンスで世界を救う」をコンセプトに異世界に迷い込んだ女子中学生5人とそこに住むポッピン族達と共にダンスを駆使して世界の危機に立ち向かう、という東映では久しぶりのオリジナル劇場アニメ作品。 公開されたPVでは主人公である中学生5人と彼女らにダンスを教える5人のポッピン族が共にダンスを踊るものになっている。東映作品なのでこの3DCGモデルによるダンスPVもプリキュアで御馴染みの同部署である東映アニメーションデジタ
撮影:澤山大輔(以下すべて同じ) 「圧倒的」「壮観」「臨場感」「観るものを魅了する」「理想の」…… 今年2月14日に名古屋グランパスとの試合でこけら落としされる、市立吹田サッカースタジアム。その内部を取材した人間として感想を述べるなら、このような言葉ばかりになる。まだ観客も入っていなければ、当然ながら試合も行なわれていない。いわば“主役”がまだ不在、メインイベントはこれからお目見えするはずのスタジアムにこれほど感嘆を覚えた経験は、少なくとも国内のスタジアムでは記憶にない。 あらゆる観点から、サッカーにおける試合の見やすさが追求されたスタジアム。客席の角度、タッチラインから客席最前列までわずか7メートルという距離感・臨場感、「スクラムを組む姿」をイメージされた屋根がもたらす凝集性、ピッチの下に設けられた通風口、階段を登ってもぎりを超えるとすぐ目の前がピッチという設計……まだこけら落とし前だと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く