今年の箱根駅伝では1区から驚きが待っていた。前半から飛び出した中央大学の吉居大和(2年、仙台育英)が従来の区間記録を26秒も更新する偉業を達成したのだ。期待されながらなかなか結果を出せなかった前半シーズンから、どのように調子を上げてきたのか。ここまでの取り組みについて話を聞いた。 10kmまでが驚異的なペースになった理由は? 吉居は5km過ぎに完全な独走態勢に入った。藤原正和監督も「逃げるとは思っていましたが、まさかあんなに早い段階で仕掛けるとは想像していませんでした」と驚くほどだった。吉居の5km毎の通過タイムは以下の通り(通過タイムはすべてテレビ中継からの情報、以下同)。 ------------------------------------------------------------------- 吉居通過 佐藤通過 5km:14分07秒