埼玉県知事選は9日、投開票が行われ、現職の上田清司氏(67)(無=維新支持)の4選が確実な情勢となった。 選挙戦には、上田氏のほか、元総務省消防庁審議官の塚田桂祐氏(58)(無)、埼玉県労働組合連合会議長の柴田泰彦氏(62)(無=共産推薦)ら無所属の新人4人が立候補。上田氏は、努力義務として自らの任期を「3期12年」と定めた多選自粛条例を破る形で出馬し、自民党県連が推薦する塚田氏は「公約違反」と批判した。 しかし、上田氏は民主党県連、県内約9割の首長、経済団体など幅広い支援を受け、終始優位に戦いを進めた。