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ブックマーク / note.com/syuichiao (16)

  • 【9月22日開催】トークイベント「表現としての医療・健康情報—情報をデザインし発信するということ」|青島周一

    医療・健康情報発信に関わる人のためのトークイベント「表現としての医療・健康情報—情報をデザインし発信するということ」を神保町ブックセンターにて、9月22日開催いたします!イベント詳細は以下のウェブサイトをご参照ください 今回のトークイベントでは、”情報の正しさとは?” という根テーマから、”情報を調べること” そして ”情報をどう発信するか” つまり、エビデンスをナラティブに変える過程での”情報表現”に切り込みます! ☑エビデンスとナラティブに境界は存在するのか? ☑正しい情報とそうでない情報を、何を根拠により分けているのだろう? ☑情報表現は医療を、臨床をどう変えていくのか? 情報の高度なデザイン化が進みつつある現代社会で、医療・健康情報はどのように発信され、また日常生活にどのような影響をもたらしているのでしょうか。 ぜひ、ご参加ください! 【企画概要】 情報とは、「ある事柄についての

    【9月22日開催】トークイベント「表現としての医療・健康情報—情報をデザインし発信するということ」|青島周一
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    cometlog 2019/09/15
  • 生活すること、生きること|青島周一

    『自分の「こころ」が人柄や性格をつくりあげている。誰もがそう信じている。でも、周りの人間がどう向き合っているのかという、その姿勢や関わり方が自分の存在の一端をつくりだしているとしたら、どうだろうか。僕らは世界の成り立ちそのものを問い直す必要に迫られる』(うしろめたさの人類学. p11【ミシマ社 ; 2017】) 松村圭一郎さんの『うしろめたさの人類学』。書の冒頭を読んでいて、ふと思い出したのは、僕の師匠のお話。医師である師匠は、往診先の患者宅で、奇妙な光景に遭遇する。 その日は、『昨日から呼吸がおかしい』と患者の家族より連絡があり、急ぎ患者宅へ向かったそうだ。患者は長らくパーキンソン病を患い、寝たきりとなっている高齢者である。診察をするまでもなく、既に下顎呼吸状態にあり、死が差し迫っていることは明らかだったという。そこへ誰だが分からない男性がいきなり部屋に入ってきて 『おい、まだ生きてい

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    cometlog 2018/05/12
  • 入浴中の突然死を防ぐために知っておきたい5つのこと|青島周一

    1月も、もう終わりますが、1年のうちでも最も寒いこの時期、お風呂でゆっくり浴槽につかりたい、という人も多いでしょう。入浴することで、1日の疲れが取れ、何よりもリラックスすることができますよね。一方で入浴中の健康被害も多数報告されています。その中でも、なかなかに衝撃的なのは入浴中の“突然死”ではないでしょうか。 [入浴中の突然死、その発症頻度はどれくらい?]鹿児島で行われた調査では年間10万人当たり9.7人が、入浴中に突然死を起こしていると報告されています。 この報告では死亡者の88%が65歳以上の高齢者であり、特に高血圧治療中の人で多く発生し、また季節で言えば冬に発症頻度が高いことが示されています。さらに家族と同居している人に比べて、単身者で死亡のリスクが高いことも報告されています。 (Med Sci Law. 2010 Jan;50(1):11-4. PMID: 20349687) 10

    入浴中の突然死を防ぐために知っておきたい5つのこと|青島周一
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    cometlog 2018/04/13
    高血圧は危険因子としても、入浴前血圧と突然死・心血管イベントの関係についてはふれられていない。
  • インフルエンザワクチンの有効性(コクラン2018年2月アップデート)|青島周一

    インフルエンザワクチンの有効性に関するコクラン システマティックレビューがアップデートされています。 [高齢者] Demicheli V, et al. Vaccines for preventing influenza in the elderly. Cochrane Database Syst Rev. 2018 Feb 1;2:CD004876. PMID: 29388197 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29388197 [健常成人] Demicheli V, et al. Vaccines for preventing influenza in healthy adults. Cochrane Database Syst Rev. 2018 Feb 1;2:CD001269. PMID: 29388196 https://www.ncbi

    インフルエンザワクチンの有効性(コクラン2018年2月アップデート)|青島周一
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    cometlog 2018/02/14
  • EBMを批判する人たちへ|青島周一

    最近ではポリファーマシーという言葉が市民権を獲得し、その認知度も高まっているように思う。それと同時に、どんな薬剤が潜在的に不適切であるか、これまで以上に関心が高まっているといえるだろう。 潜在的不適切処方。さて、では医師は悪意で処方しているのだろうか。否。「その薬、必要ですか?」と問われれば、「必要だから処方している」と答えるはずだ。潜在的不適切、それは極めて認識論的な概念である。 ポリファーマシーを問題化すると言うのは、こうした潜在的不適切という概念を存在論的に規定することだ。つまり、この世界に存在するあらゆる薬剤を、適切、不適切というクリアな線引きをすることに他ならない。しかし、そんなことができると当に思っているのだろうか。僕はそう問いかけたい。 世にいう潜在的に不適切な薬剤と思われる薬剤にて治療中の患者さんが亡くなった。僕が知る限り、10年以上、同じ薬を服用し続けていた。その方はち

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    cometlog 2017/04/22
  • 変わりゆく小説の在り方|青島周一

    小説と言うと、純文学や大衆文学のようなものを、文庫なり単行なり紙のでじっくり読むもの、というイメージを持っている方も多いと思います。しかしながら、現在の小説という概念は、10年前のそれと、かなり異なっているよう思います。それはむしろゲームやアニメーションと同じカテゴリに属するエンターテインメントであり、スマートフォン端末を使ってウェブ上で手軽に楽しめるものになりつつあります。こうした動きは「小説家になろう」や「カクヨム」といった小説投稿サイトを実際に使ってみると明らかです。 そんなわけで、僕も小説なるものを書いてみました。 「アメのソラ」 まあ、小説の中身はともかく、今回はいろいろ収穫がありました。 [変わりゆく小説の在り方]今回小説を投稿してみて印象深かったのですが、小説投稿サイトには膨大な量のテキストが常時ネットに投稿されている事態がおきています。当たり前なのかもしれませんけど、

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    cometlog 2017/03/06
  • 【お知らせ】EBMワークショップを開催します!|青島周一

    医学論文をどう読めばよいかわからない、あるいは論文情報をどのように収集すればよいかわからない、そもそもEBMって何?という方へ、EBMワークショップのご案内です。 「みんなで考える臨床疑問と、EBM実践はじめの一歩」 【開催日時】 2017年4月15日(13:15~16:45【受付開始13:00より】) 【開催場所】 仙都会館(宮城県仙台市青葉区中央2-2-10) 【参加費】 2,000円 【参加対象】 医師、薬剤師、看護師、その他医療関係者(大学学部生、大学院生含む)、医療ジャーナリスト、医学情報に関心のある一般の方 【講師】 町田和敏(中田薬局) 黄川田修平(サンコウ調剤薬局) 青島周一(徳仁会中野病院) 【主催】 特定非営利活動法人アヘッドマップ(AHEADMAP) 東北プロジェクトチーム ※開催概要の詳細と、参加のお申し込みについては、以下のWEBページよりお願いいたします。 ht

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    cometlog 2017/02/15
  • PubMedを使わずに医学論文を探してみよう!~楽しみながら論文を検索する方法~|青島周一

    最近では臨床医学論文の読み方を解説した書籍やWEBページも多くなりました。EBMを学び始めのころは、英語の論文にはなかなか抵抗があるもしれません。しかしながら、コツをつかめばわりと簡単に読めるということは少し勉強してみれば、十分に実感できると思います。 ところが論文はある程度、読めるけれども、実際に論文をどのように見つけてくれば良いのか、という問題は未解決のままです。文献検索というとPubMedを思い浮かべる人も多いでしょう。確かにPubMedは文献検索ツールとして非常に有用ですが、全て英語表記であること、また実際に使ってみても、なんだかうまく論文検索できない、ということは多々あると思います。 EBMワークショップや講演などでお話をしていて、よく質問されるのが「文献検索はどのようにおこなっているのですか?」という質問です。これについては、PubMedの”Clinical Queries”を

    PubMedを使わずに医学論文を探してみよう!~楽しみながら論文を検索する方法~|青島周一
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    cometlog 2017/01/23
  • 謎のスルピリド|青島周一

    スルピリドは邦で比較的良く処方される薬剤の一つであるが、その多くの処方が潜在的に適切ではない可能性がある。日の在宅現場において、4243人の在宅高齢者を対象とした横断調査では、潜在的に不適切な仕方で使用されている薬剤の第3位(2003 Beers Criteria 日版によるスクリーニングで存在割合10.7%)にスルピリド(ドグマチール®他)が入っている。 Onda M,et al. BMJ Open.2015;5(8):e007581. PMID:26260347 統合失調症に対するスルピリドには若干の効果が期待できるかもしれず、処方されている全てのスルピリドが必ずしも不適切ということではないが、なんとなく欲が無いからとか、活気が無いから、というような状況で漫然投与されているケースは多い印象がある。処方意図が不明な例は実際、多いのでは無いかと思われる。 Lai EC.et.al.

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    cometlog 2016/10/26
  • 開かれた医療とその敵(予告)|青島周一

    地域医療ジャーナルで『開かれた医療とその敵』というタイトルで連載をしようと思っている。開かれた医療とは何か。それは多元主義的医療とでも言おうか。「開かれた医療」にとって、何が正しい医療で、何が誤っている医療なのか、そういった明確な医療が「敵」と言えるかもしれない。 医療判断は常に不確実性の中にある。そこに絶対的な正しさなど、ア・プリオリに存在しないのだ。しかし、現代医療は明確性にあふれているし、明確なものを求めている。週刊誌に掲載されたいわゆる医療否定。あるいは診療ガイドラインに記載されていることこそが正しい医療とするようなガイドライン至上主義医療。 開かれた医療はそうした明確な医療とは対極にあるが、それは決してネガティブな価値を帯びているわけではなく、むしろポジティブな様相を呈している。そういった一つの医療の形を模索したい。 僕たち医療者は臨床判断をする際、医学的知見、薬学的知見というよ

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    cometlog 2016/10/04
  • 医療に癒しはあるのか。|青島周一

    あらゆる身体不条理は「もの」ではなく「こと」なのであり、「出来事」に過ぎない。僕たちは”疾患”という「もの」が確かに存在するよう確信しているが、疾患とは来、病名により具体化、つまり「もの」化された「こと」なのだ。この「もの」化、すなわち「こと」から「もの」への思考プロセスを師匠は「医療化」1)あるいは「事例化」2)とよぶ。 医療はあらゆる身体的な出来事を「事例化」するものであり、その質は「こと」の「もの」化にほかならない。身体の出来事という抽象的な事象をコトバつまり病名により具体的なモノとして記述する。 そこに癒しはあるのだろうか。地域医療ジャーナル特集記事にむけて思索中。 [参考文献] 1)名郷直樹.医療化の功罪.精神医学;2013.28(11)1401-1406 2)名郷直樹.精神疾患への早期介入の是非 ─認知症を例に─.治療.2016;98(5)

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    cometlog 2016/08/29
  • ”薬剤効果”という思想に存在しうる或る緊張について|青島周一

    EBMという思考の枠組みは英米思想史の影響をもろに受けているのはやはり明らかと言える。経験主義、功利主義、そしてプラグマティズム、いずれの共通点も、実際的なアウトカムを重視する考え方である。 とりわけ疫学的思考は経験主義的な要素が強い。ジョン・スノウの疫学的アプローチにせよ、エドワード・ジェンナーの疫学的アプローチにせよ、あるいは高木兼寛の疫学的アプローチにせよ、”何が原因で起きているのか”、というその背後に想定される真なる理論からの演繹というよりは、経験から帰納という仕方で疾病拡大の阻止に成功している。 また薬剤のリスク・ベネフィットを考慮せよ、とは言うが、こういった思考プロセスはまさに”功利主義”的な考え方だ。一ノ瀬 正樹は「英米哲学史講義」で功利主義について恐ろしく明快に言語化しているので引用する。 『功利主義は「計量化への志向性」という経験論の質を体現している思想なので「程度」と

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    cometlog 2016/07/26
  • 高齢者のベンゾジアゼピンは悪か?|青島周一

    〔漫然と使用される背景〕 高齢者におけるベンゾジアゼピン系薬剤の効果は24研究のメタ分析で、総睡眠時間25.2分[95%信頼区間12.8~37.8]延長、夜間覚醒、平均0.63回[95%信頼区間0.48~0.77]減少と報告されている。しかし、当然ながら有害事象は多い。同メタ分析では記憶障害4.78 倍[95%信頼区間1.47~15.47]、日中の倦怠感3.82 倍[ 95%信頼区間1.88~7.80]という結果であった。〔BMJ. 2005 Nov 19;331(7526):1169. PMID: 16284208〕 ベンゾジアゼピン系薬剤の有害事象報告は多いが実は高齢者に限定した研究は少なく、その程度もあいまいである。割と明確なのは転倒・骨折リスクや認知症リスクだ。しかしそのリスクはハザード比やオッズ比で1.5倍前後。もちろんリスクを軽視するわけではないが、なにか著明なリスク上昇とは言

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    cometlog 2016/01/15
  • 睡眠薬と死亡に関するレビュー。|青島周一

    書きました! 地域医療の見え方2015.Dec.16;1(48) https://t.co/c8hEkPYiZI

    睡眠薬と死亡に関するレビュー。|青島周一
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    cometlog 2015/12/16
  • 緩和ケアにおけるセデーション|青島周一

    Effect of continuous deep sedation on survival in patients with advanced cancer (J-Proval): a propensity score-weighted analysis of a prospective cohort study. かなり貴重な報告だと思います。緩和医療において死亡前の持続的鎮静、いわゆるセデーションですが、これまであまり良いイメージに乏しく、生存期間を短縮するのではないか、という懸念すらありました。 この研究は日の58施設で行われた大規模前向きコホート研究の二次解析です。20歳以上で緩和ケアを受けた進行癌患者さん2426人が研究対象となり追跡できた1827人が解析されています。この内269人がセデーションを受けています。生存期間中央値はセデーション群で27日、非セデーション群で26日

    緩和ケアにおけるセデーション|青島周一
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    cometlog 2015/12/12
  • 時の風景|青島周一

    1秒という「間」、1分という「間」、そして1時間という「間」…。その「間」に何を想う。時の流れはいつしか時間という、時と時の「間」というような概念と、時計という計測装置により客観的、定量的に把握できるものとなった。以来、人は時間の虜囚である。時を感じるというよりは、時計が測る定量的な情報を意識するよりほかない、という仕方で生きている。 ただ、時間とは不思議なものだ。秒針が目まぐるしく回っていると感じることもあれば、時を刻む秒針の音がとてもゆっくり、いや時が止まっていると錯覚するような状況にもめぐり合ったりする。時の流れを僕たちは、自身が生きている、というその人生そのものとして受け止めているようにも思える。 「失敗して、失って、大事なもんに気付いていくんじゃないのか、俺たちは。」そんなドラマのセリフがあった。僕たちは過去の経験を未来に生かすために、現在なすべきことを考えることができる。それは

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    cometlog 2015/12/08
    あひるうさぎ、noteにあらわる。
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