菅直人前首相側近の民主党衆院議員が、党支部主催の行事への参加者集めを、地元の町役場の職員に手伝わせていたことが分かった。地方公務員法では職員には政治的中立が求められており、議会レベルで問題になっている。指摘を受けた議員側は「誤解を招いた」として行事を延期した。 渦中の議員は、竹田光明衆院議員(56)=比例東京。埼玉大卒、不動産賃貸会社経営などを経て、2009年の衆院選で初当選した。党内では菅グループに属し、菅政権時はテレビで政権寄りのメッセージを発信していた。次期衆院選では東京25区(青梅市、西多摩郡など)から民主党公認で立候補する予定だ。 同区に含まれる東京都瑞穂町の町会議員が、事実関係を語った。 「1月13日、竹田事務所から、瑞穂町役場の福祉課に2枚のファクスが送られてきた。支部が『子ども・子育て新システム説明会』という会合を2月22日に青梅市で開催するという案内が添付され、『町